どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

ゴジラ -1.0、鑑賞3回目

2024年01月16日 20時25分00秒 | 映画
マイナスカラー(モノクロ)版にて。

客層は中高年の男性のみw

まぁ...そうだろうなぁって感じ。

この作品はモノクロで正解!

有り得ないだろうけど、最初からこれで観たら随分と印象が違ったかもと思った。

終戦直後の焼け野原風景の生々しさ、そして艦船などのメカニックに重みが増し、CGとか合成感が薄れてて、とても良かった。

【山崎監督コメント】
長い間作業してもらっていた『ゴジラ-1.0/C』を発表できることとなりました。
ただモノクロにするのではなくそれこそカット単位で、新たな映画を創り上げるくらいの勢いでさまざまなマットを駆使しながら調整してもらいました。
目指したのはモノクロ写真の名匠達が撮ったような画調。
撮影されたデータに潜んでいた肌の質感や風景のディテールをこれでもかと発掘してもらいました。
するとそこにはドキュメンタリーの様な凄まじく恐ろしいゴジラが現れました。
色を無くしたことで新たに迫ってくる現実感。
ぜひ劇場で更なる恐怖に生きて抗って下さい。


その調整加減がどのようなものかが気になっていたのだが、確かに色味を感じさせるようにしていたと思う。

特に赤や緑にそれを感じた。

小津作品や黒澤作品における最初からモノクロで撮った作品でそういう風に感じることはないので、明らかに違うものがある。

円盤化の際には是非、カラーとモノクロ版をセットにして欲しいものだ。