どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

最悪の結果に...

2015年02月01日 19時38分02秒 | 話題
本日早朝、ジャーナリスト・後藤健二さんが殺害されたとみられる動画が投稿されました。

動画の中で行われたことは、いつどこでなのかは判らないし、捕獲されたヨルダン人パイロットの生死と、その関連性も不明なままです。

現状考えられる最悪のパターンになってしまいました...。

中東の情勢はあまりに複雑怪奇で、とても把握しきれるものではありませんが、先日放送された「朝まで生テレビ!」で少しわかったようなつもりになってる程度。

こんなブログでさえ、とても偉そうに語れるものではありませんが、非常に不快だし、モヤモヤした気持ちになってます...。今日はもう長い時間かけて、色んな思いやなんかを書いては消し書いては消しを繰り返してしまいました。何を書いても、そんな事言う資格があるのかお前...と自問自答してしまってね。

色々思い巡って、今自分として言えるのはこんなかな...。


以前にもちょっとYouTubeのことで書きましたけど、ISIL(イスラム国)も同じ投稿者ということ。

その時に扱った「つまようじ」の件とは内容も規模も違いますけど、見て欲しくてやってる気持ちは同じなんですよね。

派手さと過激さを増せば増すほど閲覧者数が増大する。見ている方も慣れて、もっと激しいものを期待する...。

なんとなく今の感慨に近いと思われる記事がありました。

匿名にしたり、顔を隠したりして、その上で自分の行動を誇示する...根本にあるのはどこか共通している気がしています。

21世紀における劇場型犯罪の新たな形でしょうし、恰好の舞台が動画投稿サイトである訳で。

あまりに殺伐として、インターネットの黎明期からそのまま続いているかのように使う、「動画」を「投稿」するという言葉...どこか牧歌的でノンビリとしたニュアンスを含みますが、かなり違和感がある時代になってしまいました。

気分の悪さから、全然まとまりがついてませんが、やはり人間って愚かな生き物なんですよね...。

後藤さんに対しては「哀切」という言葉しか浮かびません。「哀悼」ではなく。

危険性を充分に理解し、経験も積んだ上での行動。

「朝生」に論者として出演していた後藤さんと同業の坂本卓氏も、危険な地域に赴く際、半分以上は安全対策に費やすと述べていましたが、屋上屋を架してさえ計算外のことが起きてしまうのでしょう。

誰に強制されて行った訳ではなく、そんな仕事もその現場も好きだから、覚悟もできる。

後藤さんも結果的には不本意だったろうし、想像できないほどの苦しみを味わったと思いますが、あの映像の顔つきから...どこか「本懐」という言葉も聞こえてくる気もしています。

それは、私も含め今の日本人の大半が失ってしまった何か...なのかもしれません。




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