私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

おばあちゃんの紬と染帯を娘も孫も着るコーディネート

2017年12月21日 | 着物の楽しみ
最近は若い人にも着物の良さが見直されてきました。
でも、若い人が自分で着物を揃えるのは大変です。
そこで今回は、タンスの中で眠っているお祖母ちゃんの着物を
娘も孫も三代で着回せるコーディネートを考えてみました。


*~ まず、お祖母ちゃんのコーディネート ~*



着物は紫の紬で、帯は白地にあっさりと椿が染められたもの。
これに、帯揚げは濃い紫、帯締めはこげ茶にベージュのコンビのもの。
一見地味ですが、年を重ねたお祖母ちゃん世代には
きりりと格調高く着こなせると思います。

娘世代や孫世代には手の出ない落着きと風格がありますね。


*~ 次は娘世代のコーディネート ~*



そう若くもなく、まだ少し年季が足りない娘世代は
小物の合わせ方が結構難しいものです。

気をつけることは、地味になり過ぎず、若づくりにならないことですね。
そこで、帯揚げは、紫の着物とリンクするよう、薄い紫と白のコンビに、
帯締めは、赤みがかった紫と黄色やオレンジなどの混色のコンビのものに。

これだけで一気に明るさと、そこそこの華やぎがプラスされました。


*~ いよいよ孫世代のコーディネート ~*



孫世代の魅力は、なんと言っても若さです。
着物と帯がおとなしいですから、帯揚げと帯締めは赤で元気良く!
これが本当にお祖母ちゃんの着物と帯?と
不思議に思えるほどの変貌ぶりですね。

着物と帯がすっかりと若返りました。

* * *

どうでしょう。
同じ着物に帯でも、ずいぶん雰囲気が変わりますね。
これを参考に、このお正月はお祖母ちゃんの着物を借りて
和風美人に変身してみたらいかがでしょう。
そして、お茶席など見かけたら、遠慮なく入ってみましょう。

※ 帯揚げは、分かりやすいように多めに出しています。
実際にはもう少し控えて下さいね。



コメント (22)
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