~ 20代前半~30代中頃 ~
着物は洋服と違って、着物だけでは着れませんね。
下着は当然ですが、その他に帯、帯揚げ、帯締めが必要です。
そこで今回は、ピンクの蝋叩き(ろうたたき)の着物に、
年代に合わせた小物使いを紹介したいと思います。
まず、20代前半から30代中頃の組み合わせです。
帯揚げは、白と薄ピンク
帯締めは、濃いピンク
明るく若々しいイメージに仕上げました。
※ 蝋叩き染め ー 白生地に温めた蝋を筆などに含ませ叩いて落とし、
防染してから生地を染める技法
~ 20代後半~40代前半 ~
少し年代が上がりました。
帯揚げは、抹茶色に薄ピンク
帯締めは、紅梅色と白のぼかしに銀糸模様入り
華やかさの中に品格を与えました。
~ 30代中頃~50代前半 ~
帯揚げは、白と薄ピンク
帯締めは、サーモンピンクに抹茶色、金糸模様入り
落ち着きの中にも華やぎを与えてみました。
~ 40代中頃~50代前半 ~
だいぶ年代が上がりました。
このピンクの着物は、この年代までです。
帯揚げは、抹茶色に薄ピンク
帯締めは、薄紫に金糸通し
一見おとなしい雰囲気ですが、帯締めの中央を走る金糸が
鈍い光を放っていて、年代に見合った貫禄を与えています。
* * *
如何だったでしょうか。
着物はこうした小物使いで印象が変わりますね。
手持ちの小物でいろいろと試してみて下さいね。
※ 対象年齢は一般的なものですから、お似合いになれば
どの組み合わせでも良いと思います。