輪島から国道249号線を西に進み、総持寺祖院に向かいます。
総持寺は永平寺と並ぶ曹洞宗の大本山です。元は能登にありましたが、明治の火災の後で神奈川県の鶴見に移転し、もともと総持寺のあったところは総持寺祖院となりました。
このあたりの地名は門前町、名前の通り総持寺の門前町だからですが、門前町という名称になったのは総持寺が鶴見に移転した後です。
ここにもキリシマツツジが咲いています。
ところで、総持寺祖院では現在大規模な工事が行われています。
何の工事かというと、2007年に起きた能登半島地震からの復旧工事になります。
旧門前町は能登半島地震で最も被害が大きかった地域なのですが、10年経過してまだ復旧工事が行われているとは思いませんでした。
巨大な山門も移動されています。山門自体の修復ではないようなので、地盤か、他の建物の修復の都合と思われます。
その前に能登半島地震があったこと自体、記憶にありませんでした。阪神淡路、東日本、熊本等は良く報道されますが、そのほかの地震についても被害は少なくないわけで、このような地震についてももっと報道されてしかるべきと思います。
総持寺祖院の御朱印です。御朱印受付所では外国人の僧侶が印を押していました。
参拝すると粗品がいただけます。
さて、ここの受付にこんなものが売っていました。
七尾出身の辻口博啓シェフのプロデュースで北陸三県でしか発売されていない、YUKIZURIというお菓子です。見つけたら買いたいと思っていましたが、ここで購入できるとは思っていませんでした。
ここで購入したのは梅と季節限定の苺です。記事のサクサク感とシュガーの酸味が非常においしく、さすが有名シェフの手によるお菓子です。
後で分かったことですが、富山駅のきときとマルシェでも売っています。
今日は「海遊能登の庄」で朝食をたくさん食べたのでなかなか空腹になりませんでしたが、さすがにおなかがすいてきたので、ここで遅めの昼食をとることにします。
総持寺祖院境内にある、持寺珈琲という小さなカフェに入ります。席数は多くありませんが、人気のようで、結構席が埋まっています。
これは持寺珈琲プレート。この店の人気メニューを一度に味わえるメニューです。味はおいしいですが、思ったよりもボリュームがあります。軽く食べるつもりが、思いがけずかなり満腹になりました。
こちらは門禅いしるナポリタン。麺はそばで、能登名物いしるを使用したナポリタンソースがかかっています。
味は悪くないですが、視覚から入る情報とのアンマッチに戸惑う感じです。
<その4に続く>