本日の宿は休暇村能登千里浜、気多大社からは車で10分かからない距離です。
この宿に宿泊するのは3回目ですが、前回は2005年5月なので12年ぶりになります。内部は加賀百万石風に改装されていて、かなりきれいです。
今回は和洋室トイレ付の部屋を1室4名で予約してあります。しかし、実際には和室というには偽りあり、広縁に毛の生えた程度のスペースしかありません。このスペースに布団を2個敷くと足の踏み場はなく、しかも窓側は寝ているとブラインドにぶつかります。
和洋室という言葉に幻惑されてしまいましたが、この部屋は4名で使用するのは無理があります。3名でも厳しいでしょう。
ふつうの部屋を2室予約するべきでした。
ただ、改装されたばかりなので室内はきれいで、ベッドは立派です。
そしてこの部屋は海側ですが、海は見えません。松林が見えるのみなので、海側の部屋にする意味はあまりないかもしれません。
当然海に沈む夕日も見ることができません。
温泉は源泉かけ流しとのことですが、消毒有無はわかりません。ただ、塩素臭はしません。わずかに塩味のする、無色透明の良いお湯です。以前に来た時はもっと塩分が強く、きいろがかったお湯だったような記憶ですが、定かではありません。
朝夕とも比較的すいていて、ゆっくり温泉を楽しむことができました。
さて、夕食ですが、今回は、能登の漁場飯というコースを予約してあります。
ハーフバイキングのスタイルで、サラダ、御飯等は自分で取りに行くシステムです。
レストランは第一陣が終わらないうちに第二陣がやってきて、大混雑となっていました。宿泊客のキャパに対し、レストランが小さすぎるように思います。
本日は翌日が平日ということで、就学している子供のいる家族連れはおらず、年配の夫婦、グループあるいは就学以前の子供を連れた家族連れがほとんどで、比較的秩序がありましたが、子供連れが多い日にはカオスになると思われます。
完全二部入れ替え制にする等したほうが良いのではないかと思います。
あと、ライブキッチンがありますがほとんど活用されていません。片隅で白えびのかき揚げを提供していますが、一個当たり白えびは二匹しか入っておらず、これならば無理して白えびにする必要はないのではないかと思いました。
以下が能登の漁場飯のコースで出てくる料理です。
食前酒:加賀梅酒と春の前菜盛り。ホタルイカ、筍、柏餅、ばい貝、焼き甘エビ。
漁場桶盛り。これで二人前です。刺身は品数が多く、昨日の「海遊 能登の庄」に引けを取りません。つまり、かなりおいしいです。
休暇村でうれしいのは地酒の種類が豊富で、しかも価格が安いことです。
鯛の塩釜焼き。
塩釜をハンマーで割ると鯛の半身が出てきます。半身で二人前です。これは家庭ではできません。鯛臭さがなくなり、おいしいです。
蒸しアワビ 柚子ジュレ掛け。柚子ジュレはあまり存在感がありませんが、アワビはおいしいです。これだけの大きさのアワビがこの料金で出てくるとは思いませんでした。
鯛茶漬け。見た目がきれいです。味もなかなかでした。
デザートとコーヒーはバイキングで。
やはり休暇村、食事ははずれはありません。レストランの混雑は何とかしてもらいたいです。
夕食後、付属の天文台へ。夜になって雲が多くなってきましたが、運よく月を見ることができました。
<3日目に続く>