今回の旅行三泊目は、リバーリトリート雅樂倶です。
この宿に泊まるのは3回目、しかし前回宿泊したのは12年前、久しぶりの宿泊になります。
企業の保養所だった建物を改装してオープンしたホテルで、当時は結構話題にもなり、また、富山周辺では宿泊してみたいと思う宿があまりないということもあり、二回ほど利用しました。
ただ、料金が高めであることと、良い宿ですが特に印象に残る点がなかったこと、その後富山方面に来ることがあまりなかった等の理由により、しばらく遠ざかっていました。
しかし、最近宿泊した人から、非常に良かったとの情報を得たため、3回目の宿泊を決めた経緯があります。
前回宿泊したときにはまだ新館はできておらず、新館がオープンしてからは初めての宿泊になります。
国道41号線からJR高山本線笹津駅横の踏切を渡り、エントランス前に来ると、記憶がよみがえってきました。
以前に来た時は奥の建物、本館が入り口でしたが、現在では手前の新館がメインエントランスになっています。
新館のロビーは非常に広いです。天井も高く、空間に余裕があります。チェックインの客が立て込んでも、客同士が干渉することはないでしょう。
この宿のパブリックスペースからは、神通川を見ることができます。
ウエルカムドリンクは数種類から選ぶことができます。
抹茶とお菓子。
ビールは高岡の錫器、先ほどの能作のビアカップで出てきます。
この宿の館内のには、いたるところにアート作品が展示されています。
アート作品や工芸品、民芸品を展示してある宿は少なくないですが、十分なスペースとセンスがないと、雑然とした印象になってしまいますが、この宿では見事に雰囲気と調和しており、美術館にいるようです。
今回案内された部屋は本館三階の307号室でした。
ベッドルームと和室、リビングとバスルームの付いたかなり広い部屋です。4人でももて余すくらいです。
ベッドルーム。ベッドの寝心地もよく快適です。唯一問題があるのは、枕元にコンセントがないことくらいでしょうか。
和室はこじんまりしています。ブルーの戸棚が鮮烈な印象です。
バスルームはかなり広いです。温泉ではないので結局使用しませんでしたが、ガラス張りで室内側からも見えるので、4人だと使いにくいかも。
リビングとベッドルーム、和室、バスルーム、トイレとは段差があり、バリアフリーではありません。
リビングにはカウンターがあります。コーヒーとお菓子はサービスですが、アルコール、つまみは有料になります。
部屋に用意されていたお菓子。ここのパティシエの作ったもので、非常においしいです。旅館のホテルに備え付けられているお菓子としては破格のおいしさです。
部屋からは神通川とダムが見えます。
この宿では浴衣を選ぶことができます。かなり本格的なもので種類も多く、帯も選ぶことができるので、迷うこと必至です。
きちんとした浴衣なのでそれなりの着付けが必要ですが、宿泊されている女性の方はみなきれいに着こなしていて、さすがだと思いました。
部屋に荷物を置き、館内探索に出かけます。この宿はパブリックスペースが非常に充実しています。
本館一階のカフェ。以前に他ときはここが受付とロビーでした。この風景には見覚えがあります。
日中は一般の人も利用できるようですが、15時以降は宿泊者専用となります。アルコール以外はフリーです。
無料のコーヒーとお菓子で一休み。こちらもスペースに余裕があるため、他の宿泊客に気兼ねすることなくゆっくりすることができます。
天気が良ければ屋外も利用できます。
カフェの隣はバー。今回は利用しませんでした。
チェックインが遅かったためあまりゆっくりしている時間もないので、部屋に戻り、温泉に行くことにします。
307号室は3階の一番新館寄りにあり、廊下を出るとテラスがあります。なんとも贅沢に空間を利用しています。
この宿には大浴場とスパがあります。大浴場は本館にあり、以前に来た時にも利用しました。その時と雰囲気は変わっていないように思います。
温泉は少し塩味のする無色透明ですが、意外と強く、非常に良く温まります。疲れているときに長湯すると脱水症状になってしまいそうです。
以前に来た時は特徴のない単純泉だったような記憶がありますが定かではありません。
スパは新館にあり、サウナ、ジャグジー等がありますが洗い場はありません。泉質は同じですが源泉が異なるようです。
日が落ちてだいぶ暗くなってきました。
次は「リバーリトリート雅樂倶」の夕食です。
<その5に続く>