旅行二日目。今日は昨日よりも良い天気で、能登沖の島が見えます。
七ツ島という無人島群で、約25km離れているそうです。そのさらに25km先に舳倉島があるそうです。
朝食の前に、昨晩行かなかった一階の大浴場に行きました。朝は日帰り営業をしていないので、ゆっくり入浴することができます。男性用露天風呂では頭上にある八重桜の花びらが浴槽に浮いていて、錦鯉のいる池のある庭園と合わせ、なかなか風流な風景となっていました。泉質は宿泊客専用と同じです。
「海遊 能登の庄」は、朝食も品数豊富です。
ところてんは海の香りがします。イカの麹漬けは内臓が入っていないとのこと。わさび海苔もおいしいです。白いS字の物はイカではなく、すいぜんという天草と米粉で造られたもので、黒蜜とごまだれを合わせた甘いたれにつけて食べる、和風のデザートです。
能登ふぐの一夜干し。サラダは温野菜で梅のドレッシングをかけていただきます。この宿ではソース系に梅が結構多用されています。
豆腐も自家製、堅目で、かなりしっかり大豆の味がします。市販のプラスチックのような豆腐とは一味違います。
だし巻き卵は薄味ですが、ふわふわです。
デザートのフルーツ。甘くておいしいです。シーズンではないフルーツは今一つもことも多いですが、ここではその辺も吟味しているのではないかと思われます。
食後のコーヒーはラウンジで。板張りですが床暖房が完備されています。コーヒーの器もテーブルも輪島塗です。
「海遊 能登の庄」は温泉、食事は非常に素晴らしいです。建物も清潔でよく手入れされています。かなり細かいところまで入念に清掃していると思います。輪島塗の調度品も上品で、スタッフの対応も素晴らしいです。料金は高めですが、それに見合う内容の宿だと思います。
唯一残念だったのが、布団と枕で、ベッド付きの部屋なので布団はあまり使用しないからなのでしょうか、寝心地は今一つでした。
まあ、でもそれは大したことではありません。また輪島方面に来ることがあれば、泊まってみたい宿です。
宿でお土産用に昨日とは違う塩を購入。
宿をチェックアウトし、輪島に向かいます。
<その2に続く>