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2017年8月19日 長崎旅行 二日目 その2(波佐見-1)

2017年08月29日 19時36分37秒 | 旅行

嬉野ICで高速を降り、波佐見に向かいます。

 

波佐見を訪れるのは昨年に続き二回目になります。昨年購入した波佐見焼の器を気に行ったことと、昨年は事前調査不足で十分に見て回れなかったことから、再訪することにしました。

 

波佐見焼は最近名前を聞くようになりましたが、実は約400年の歴史があり、秀吉の朝鮮出兵で陶工を連れてきたのが始まりといわれています。

ちなみにこの周辺には焼き物の産地が集中していますが、有田は鍋島氏、波佐見は大村氏、そして三川内は松浦氏の領地で、それぞれが別の陶工を連れてきたことが始まりということです。

 

この辺で生産された焼き物は昔は伊万里から船で出荷されており、まとめて伊万里と呼ばれていました。

明治になって鉄道で輸送されるようになると、今度は有田と呼ばれるようになります。つまり、波佐見焼は最近まで有田焼として流通していたことになります。波佐見焼として流通し始めたのは最近のことのようです。

 

有田という有名ブランドの庇護から外れた時、どのように波佐見の独自性を出していくか、ということに対する答えは、手頃な価格でデザイン性に優れた普段使いのもの、今ではすっかり波佐見はブランドとして独り立ちしています。

 

有田ではこうはいかないでしょう。有田焼でポップでモダンなデザインをやっても、こんなの有田じゃない、と受け入れられないのではないかと思います。

 

 

 

波佐見で最初に立ち寄ったのは「mignon 」。嬉野から波佐見に向かう道沿い、波佐見の市街地に入る前にあるオレンジの看板が目印のセレクトショップです。

 

 店内にはセンスの良い商品が並んでいます。波佐見の入り口の国道沿いにあるので、波佐見焼の傾向を知りたいときや、時間がないけど波佐見焼がほしい時にはここに来れば間違いないと思います。

 

 

 続いて丹心窯に向かいます。

 

 丹心窯は水晶彫という透明の模様の入った製品で有名ですが、それ以外にも個性的なデザインの製品がそろっています。波佐見は実用的な器が多いですが、ここはデザイン重視です。

ショールームには製品は展示してありますが、人はおらず。なので見学だけして出てきました。

 

 

続いて、波佐見焼の窯元が多く集まる中尾山に向かいます。中尾山の窯元の大半は昼休みがあるのですが、時刻は11時過ぎ、午前中にいくつか回れそうです。

 

 

 

最初に訪れたのは赤井倉。国の登録有形文化財の古い民家を利用したセレクトショップです。

 

 ここで先ほどの丹心窯の製品を購入します。スパイラル小鉢 スクエアという製品です。凝ったデザインですが意外に使いやすそうです。

 

 

 

 赤井倉の横の細い道を登っていくと、二つの窯元があります。

 

 一龍陶苑のギャラリー くらふと龍。非常におしゃれな建物です。

 

 

その向かいには陶房 青。昨年、ここのぐい飲みを購入しましたが、ここに来るのは初めてです。

海の家のような雰囲気です。

 

 

 

とりあえず一通り見て、後でまた来ることにします。

 

 

続いて光春窯へ。しかし、残念ながらお休みでした。昨年もお休みだったので、どうも縁がありません。

そして、波佐見に来た最大の目的、一真窯のギャラリー「とっとっと」は午後からオープンということなので、一旦山を降りることにします。

 

 

波佐見やきもの公園。

 

やきもの公園の向かいにある波佐見町勤労福祉会館の一階にあるガレージハウスキッチンという店で昼食をとります。ハンバーガーがメインのアメリカンな感じの店ですが、普通のランチメニューもあります。

 

 

チキンと野菜のトマト煮込み。

 

 

ハンバーグセット。

 

ハンバーグは肉の食感がさすがです。そして、結構ボリュームがあります。

 

ランチのセット部分は共通です。

 

 

なかなかおいしく、値段も安いです。混雑している西の原に行かなくても、こちらで十分満足できると思います。

 

                       <その3に続く>

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