春日大社から東大寺に向かいます。
東大寺参道。ものすごい人です。
そして鹿の数もすごいです。
ところで奈良公園の鹿は、鹿せんべいを持っている人には近寄り、持っていない人近くに行っても見向きもしません。
彼らはどのように見分けているのでしょうか?
きっと購入者情報を瞬時に共有するシステムを持っているに違いないのです。
南大門。
金剛力士像。
まずは東大寺ミュージアムへ。
屋内なので中は涼しく、今日のように暑さで体力を消耗する日にはおススメです。
続いて、大仏殿、にはいかず、二月堂方面に向かいます。
この石段を登った先に二月堂、三月堂があります。
まずは法華堂(三月堂)。
右半分は鎌倉時代に増築されましたが、左半分は天平時代の建築、東大寺最古の建物です。
堂内には10体の仏像が安置されていますが、全て国宝という贅沢な空間が広がっています。
中でも本尊 不空羂索観音は個人的に一番好きな仏像で、三目八臂、3mを越える堂々たる姿、凛々しい顔立ちには来るたびに圧倒されます。
内部には縁側のようなものがあり、腰掛て拝観できるのもうれしいところです。また、ここに来ることができたことに感謝。
続いて二月堂。
毎回感じるのですが、ここに来ると何か不思議な感覚、空間が歪んでいるとでもいうのでしょうか、を感じます。
ここは異界の入り口で、二月堂はそれを封印している、とか考えるのも旅の楽しみです。
二月堂から、大仏殿の裏を通り、戒壇院に向かいます。
戒壇院戒壇堂は前回訪れましたが、現在は保存修理中のため、代わりに普段非公開の千手堂が期間限定で公開されています。
ここは非常に良い気配の場所で、特に鑑真和上像、唐招提寺の鑑真和上像を模して造られた木像、の前に座ると、背中がぞくぞくする感覚があり、こういう場所をパワースポットというのだろうな、と思いました。
今日はかなり歩いてだいぶ疲れていましたが、ここまで来てよかったと思います。
<その6に続く>