さて、この後、15時に一度宿にチェックインしたいのですが、まだ一時間程度時間があります。
色々考えた結果、バスで伊勢市駅まで戻るので、途中にある神宮徴古館に行ってみることにします。
猿田彦神社前前バス停からバスに乗車します。バスの発車まで少し時間があるので、猿田彦神社を参拝してきました。
バスはだいぶ遅れてやってきました。キャリーバッグを持った若い女性が大量に乗っており、やっと乗車できました。
五十鈴川駅で大部分が下車し立ち客はいなくなり、神宮徴古館のバス停で下車します。
まずは倭姫宮へ。
倭姫は天照大神を祭る場所を探す旅をした姫で、北は現在の滋賀県、岐阜県を巡り、最終的に伊勢で天照大神の教えで皇大神宮を創建し、斎王の起源とも言われています。
倭姫宮は最も新しい別宮で、大正時代に創立されています。
バス停そばの鳥居から、緩やかは坂道を下り、森の中を進みます。
階段を登ると倭姫宮に到着します。
内宮の混雑が嘘のように人がおらず、ここでは静かな時間が流れています。
倭姫宮から少し坂道を上ると、神宮徴古館があります。
神宮徴古館は伊勢神宮関連の資料を展示している博物館で、建物は登録有形文化財です。
こちらも見学者は少なく、ゆっくり見学することができますが、ここまで来る人が少ないのはなんかもったいない気がします。
ここから再びバスで移動します。今日の宿の最寄り駅は伊勢市ですが、宇治山田でバスを降り、徒歩で伊勢市に向かうことにします。
宇治山田駅。昭和の名建築といわれ、この建物も登録有形文化財です。
内部も堂々たる造りです。
伊勢観光の玄関口にふさわしい駅です。
さて、宇治山田駅前に銅像があります。
日本プロ野球創世記に活躍した、伝説の大投手、澤村榮治。
日本プロ野球 投手の最高栄誉である、沢村賞にその名を残しています。
京都の高校出身なので京都出身と思っていましたが、宇治は宇治でも宇治山田の出身です。駅近くに生家跡もあるようです。
沢村は戦争に召集され手榴弾の投げすぎで肩を壊し、三度目の召集で戦死しています。
背番号14は日本プロ野球初、読売巨人軍の永久欠番となっています。
<その6に続く>