志摩観光ホテル ザベイスイートのディナーは和食、鉄板焼き、フレンチのプランがありますが、やはり今回はフレンチのコースを選びました。
フレンチのレストラン「ラ・メール」は五階にあります。ドレスコードはスマートカジュアル、Tシャツ、ショートパンツ、サンダルはご遠慮ください、と記載がありますが、せっかくなのでちょっと良い格好でレストランに向かいます。
このようなレストランに来ることはほとんどありませんが、スマートな着こなしの人を見るとうらやましく思います。
今回は、記念の旅行、ということで、デギュスタシオンという品数の多いコースで予約してあります。
席につくと、まず、かなり量も多いのでリタイヤするお客様も多いです、との話がありました。
最初にこの話があると、ペース配分を考えるので、非常に良い気遣いだと思います。
このメニュー、向きによって色が変わります。
羽生結弦さんのレッツゴークレイジーのパンツのような感じです。
一品目。アミューズブーシュ。
美味しかったのは覚えていますが、中身は覚えていません。
アルコール類は値段は安くはないですが、而今、作等三重の有名銘柄を取り揃えており、さすがです。
鰤 タイム風味 春キャベツを添えて
最初からかなりのボリュームです。鰤もキャベツもおいしいですが、予想外のボリュームです。
これはメニュー外。
海の香りのするソースが非常に美味しいです。
季節とりどりの野菜たち。
これもおいしいですが、かなりのボリュームです。
ぬちぐすいという沖縄の言葉にインスピレーションを得た料理で、34種の食材が使用されています。
海の恵み
サザエは柔らかく、ソースは優しい感じの味付けです。
パンは控えめに、と思いましたが、ここのパンは非常に美味しいです。
今まで食べたパンでは一番おいしいと思います。
バターはカルピスバター、普通では買えないような価格のバターですが、さすがにおいしいです。
大地の恵み
キャビアだけでなく、チョウザメの身とチョウザメのスープの煮凝りです。
味付けが絶妙です。
調理に使用された後のチョウザメ。
キャビアだけではなく、命を無駄なくいただくというコンセプトです。
ここからがメインになります。
伊勢海老クリームスープ
この旅行の三泊すべての宿で伊勢海老を食べたことになります。
伊勢海老は房総でも獲れますが、料理の扱いではやはり伊勢の方が上だと思います。
鮑と鶏のフリカッセ
料理名はフリカッセですが、米が入っており、リゾットに近い感じです。
そしてさりげなく添えられたトリュフが効いています。
伊勢海老ソテーカカオ風味のポルト酒ソース
もう形容する言葉が見つかりません。そして、これほど伊勢海老を食べたのも初めての経験です。
口直しのグラニテ。確か何かの花だったはず。
鹿肉のロティ 柑橘コンフィチュールとともに
肉料理はジビエ、伊勢志摩産の鹿肉を低温調理したもの。
野生の鹿肉ですが非常に上品に仕上がっています。
これで料理は終わり、最初に言われた通り、かなりのボリュームでしたが、何とか完走できました。
デザート。
たしかマイヤーレモンのシャーベット。
苺のデザート。
チョコレートの入れ物を割ると、いろいろなものが出てくる、玉手箱的なデザートです。
遅い開始時間で、品数の多いコースだったため、レストランを出るときはほぼ最後になりました。
これはお中に入らないので、部屋に持ち帰りました。
きれいに箱に入れてくれます。
非常に満足です。記念の旅行の最後を飾るにふさわしいディナーとなりました。
<四日目に続く>