本日の宿は槍見館、奥飛騨エリアでは最も有名な宿と言っても良いと思います。
奥飛騨にはかれこれ10泊くらい宿泊していますが、槍見館に宿泊するのは初めてです。
槍見館のチェックインは14時、今日は朝早く家を出たことと、雨でやることがないので、早めにチェックインします。
建物は古民家造り、蒲田川沿いの斜面に建っており、館内、敷地内の移動は階段が多くなります。
ロビーから見える川沿いにはこの宿自慢の露天風呂です。
混浴2か所、女性専用1か所、貸切が4か所あります。貸切は空いていればいつでも何回でも利用できます。
このほかに男女別の内湯があります。洗い場は内湯にしかありません。
泉質は二種類あり、熱めの単純泉と適温の炭酸水素塩泉です。と言っても、両者の成分はほぼ同じ、わずかな成分量の違いで泉質が変わるようです。
露天風呂は宿の建物よりだいぶ低い位置にあるため、結構長い天然石の石段を降りていく必要があります。
内湯とロビーの両方から行くことができます。内湯側は屋根もあり、比較的緩やかですが、ロビー側は急で、今日のように雨の日には滑りやすいので、かなり注意が必要です。
いずれにしても天然の丸石の階段なので、草履に浴衣だと歩きにくいのは間違いありません。
この宿で一番有名なのが混浴露天風呂の槍見の湯です。
脱衣所から急な石段を何段か降りる必要があり、写真で見るほど広くはなく感じました。湯温は熱めです。
今日の天気では槍は見えません。
もう一つの混浴露天風呂のまんてんの湯の方が、平坦で脱衣場も湯船も広く、適温で個人的には気に入りました。
本日の部屋は民芸調タイプ、二階の笠ヶ岳という部屋です。
角部屋風ですが、川側には別の部屋があり、窓はありません。
川の上流側にのみ窓があります。
天気が良ければ槍ヶ岳が見えるとのことですが、今日の天気では望むべくもありません。
狭いわけではありませんが、屋根が低く、窓が小さいので、多少圧迫感を感じます。
部屋はL字になっていて、囲炉裏のある窓際の部屋の横に洗面とトイレがあります。
洗面に行くところに一段段差があるのが、少し気になります。
アメニティ類は最小限。まあ、我々は基本自分で持って行くので問題はありません。
部屋の冷蔵庫には飲み物等はありません。
ロビーに有料の飲物があり、紙に書いて持ってくるとチェックアウト時に清算されるシステムになっています。
温泉に入り、ロビーで買ってきたビールを飲みながらゆっくりしていると、夕食の時間になります。
<その4に続く>