これ「いつか読書する日」の監督なんだ……。
「死刑台のエレベーター」63点★★☆
1957年に作られた
超名作映画のリメークです。
大企業の会長夫人(吉瀬美智子)は
会長の部下、時藤(阿部寛)と愛人関係にある。
夫人は時藤に
会長を自殺にみせかけて殺すように持ちかける。
完全犯罪のはずだったが
思わぬところで運命の歯車が狂い出し……。
話も展開もオリジナルに忠実。
最近、オリジナルを見直してなければ
もっとハラハラできたかもと
ちと残念。
でも
「あの人を殺して私を奪いなさい」は
名ゼリフ賞はいくかもね。
小説→映画でも、映画→映画でもそうですが
特にミステリーを元にしてるのって
ラストが違うとか、相当に換骨奪胎してるとかでないと
やはり衝撃度も、おもしろ味も減少するのはいたしかたないところ。
でもこの映画が狙ったのは
とにかくオリジナルを
どう美しく再構築するか。
それをわかって
見に行くのがいいと思います。
実際、本作は
吉瀬のシャープなラインの赤いコートが
映画の雰囲気すべてを決定している。
常に髪の毛1本乱さない
完璧な美しさを維持し続ける吉瀬は
現実味はないけれど
映画的アイコンとしては
成功していると番長は思いました。
こういうのって
内容いかんよりも
意外と脳裏に焼き付いて離れなかったりするんですよね。
異国情緒漂う横浜の官庁街や元町など
ロケ地選びもがんばっている。
ただ
本筋にからむ
若いカップル(玉山鉄二&北川景子)の暴走への過程や背景は
やはり書き込みが足りないなあ。
この二人の存在の意味づけって
重要かつ難しいところですからねえ。
ここがんばって欲しかった。
それにしても
53年経ってもうまい話だなあと感心します。
本作と同時に
オリジナルのニュープリント版も公開中。
(10/9からシアターイメージフォーラム)
未見の場合はどっちを先に見るか
悩みどころですなあ。
★10/9から全国で公開中。
「死刑台のエレベーター」公式サイト
「死刑台のエレベーター」63点★★☆
1957年に作られた
超名作映画のリメークです。
大企業の会長夫人(吉瀬美智子)は
会長の部下、時藤(阿部寛)と愛人関係にある。
夫人は時藤に
会長を自殺にみせかけて殺すように持ちかける。
完全犯罪のはずだったが
思わぬところで運命の歯車が狂い出し……。
話も展開もオリジナルに忠実。
最近、オリジナルを見直してなければ
もっとハラハラできたかもと
ちと残念。
でも
「あの人を殺して私を奪いなさい」は
名ゼリフ賞はいくかもね。
小説→映画でも、映画→映画でもそうですが
特にミステリーを元にしてるのって
ラストが違うとか、相当に換骨奪胎してるとかでないと
やはり衝撃度も、おもしろ味も減少するのはいたしかたないところ。
でもこの映画が狙ったのは
とにかくオリジナルを
どう美しく再構築するか。
それをわかって
見に行くのがいいと思います。
実際、本作は
吉瀬のシャープなラインの赤いコートが
映画の雰囲気すべてを決定している。
常に髪の毛1本乱さない
完璧な美しさを維持し続ける吉瀬は
現実味はないけれど
映画的アイコンとしては
成功していると番長は思いました。
こういうのって
内容いかんよりも
意外と脳裏に焼き付いて離れなかったりするんですよね。
異国情緒漂う横浜の官庁街や元町など
ロケ地選びもがんばっている。
ただ
本筋にからむ
若いカップル(玉山鉄二&北川景子)の暴走への過程や背景は
やはり書き込みが足りないなあ。
この二人の存在の意味づけって
重要かつ難しいところですからねえ。
ここがんばって欲しかった。
それにしても
53年経ってもうまい話だなあと感心します。
本作と同時に
オリジナルのニュープリント版も公開中。
(10/9からシアターイメージフォーラム)
未見の場合はどっちを先に見るか
悩みどころですなあ。
★10/9から全国で公開中。
「死刑台のエレベーター」公式サイト