「GANTZ」続編とこの作品で
苦手だった吉高由里子が
ちょっと好きになりました。
映画「婚前特急」58点★★☆
5人の彼氏と付き合っている
24歳のOLチエ(吉高由里子)。
だが
親友のトシコ(杏)の妊娠&結婚で
自分も結婚を意識しはじめる。
そこでチエは5人の男たちを査定し
仕分けをしようとする。
(1)営業マン(33歳)(加瀬亮)
(2)父親が不動産会社社長の趣味人(29歳)(青木崇高)
(3)美容室3店のオーナー(54歳)(榎本孝明)
(4)大学生(19歳)(吉村卓也)
(5)パン工場の工員(26歳)(浜野謙太)
……さあ、チエに仕分けされ
最後に残るのはダレだ――?!
時間を有効に活用すべく
恋愛同時進行をする主人公チエ。
これが
女からみても全然イヤな人物ではなく
思った以上にイケる話でした。
ただ
初っぱなの査定時点で
結構笑えたので
そこから
5人に仕分けがコミカルに行われるのか?
……と思ったら
ちょっと思惑とはずれ
意外にシンプルな恋愛劇だった。
5人の誰が選ばれるか?について
プレス向けの資料に解説を寄せている
男性評論家は
「意外なダークホース」と書いてるけど
いや、はっきり言って
査定時点で
どの男を選ぶかわかっちゃったんですが(笑)
これは、たまたま?
いや、自分がチエと同系女だから?
まあ周囲の女はみんな
わかったみたいだし
もし男性が本当にここに
「意外性」を感じられるなら
男女の感覚差を論じられる
興味深いテーマかもしれません。
監督の前田弘二氏は
1978年生まれの期待の新人で
これが初の劇場公開作。
しかし
それ以前のインディーズ作品やビデオ作品でも
テーマが一貫しているようで
タイトルだけみても
「古奈子は男選びが悪い」
「誰とでも寝る女」
「先輩の女」……
いったい、
なにがあったんでしょうねえ(笑)
経歴もなかなかおもしろくて
鹿児島・種子島生まれで
高校卒業後、美容師に。
その後、上京し
映画館でアルバイトしながら
独学で映画を学んだそうです。
俄然、興味が沸きました。
★4/1からテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開。
「婚前特急」公式サイト