上は白バージョン。
これ黒バージョン。
いいねえ(笑)
「ブランカニエベス」59点★★★
**************************
1920年代のスペイン。
スペイン一の人気を誇る
天才闘牛士アントニオ(ダニエル・ヒメネス・カチョ)は
ある試合の最中、
どう猛な牛に身体を貫かれてしまう。
全身麻痺になった彼は、妻にも先立たれ
生まれたばかりの娘を置いて
失意のまま、なにやら企みのありそうな女性エンカルナ(マリベル・ベルドゥ)と再婚する。
月日は巡り、天才闘牛士の血を受け継いだ
アントニオの娘カルメンシータ(マカレナ・ガルシア)は
美しく成長していくが……。
**************************
タイトルはスペイン語で「白雪姫」の意味。
あの有名な物語をベースに、味付けをした作品です。
ビジュアルも美しく
スペインのアカデミー賞ゴヤ賞10部門受賞!というので
かなり期待してたんですが
でも、正直それほどではなかった(すんません。笑)
もっとエッジの立った
ダークでゴスな世界かと思ってたんですよ。
白黒で台詞なし、古きよき無声映画ふう……という様式以外に
ワシには意外性がなかった。
白雪姫になぞらえているからとはいえ、
冒頭からあまりにも展開が読めすぎてしまうのもイマイチ。
女優も美しくラストも「お!」であり、
フラメンコなどの音楽は
俄然ムードを盛り上げてくれるんですけどね。
けっこう“お国柄”の出た作品なのかもしれません。
★12/7(土)から新宿武蔵野館ほか全国で公開。
「ブランカニエベス」公式サイト