いつにもまして
可愛らしいウディ・アレン作品。



「マジック・イン・ムーンライト」69点★★★★




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1928年。
天才マジシャン、スタンリー(コリン・ファース)は


奇妙な依頼を受ける。
それは
「ある資産家一家をたぶらかしている
女占い師の真相を暴いてほしい

「お安いご用。トリックをみやぶってやる!

意気揚々と乗り込んだスタンリー。



だが彼の前に現れたのは
チャーミングな占い師ソフィ(エマ・ストーン)で――?



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性格のひね曲がったマジシャンが

美しい占い師(というか霊媒師?)に出会い

その嘘を暴こうとするが……?

なんとも可愛らしく

おかしみたっぷり。
口を開けば毒と皮肉をばらまく主人公コリン・ファースは


まさにウディ・アレンの分身で


いつもながら
笑わせていただきました。

美女とおっさん、というコンビといい
ちょっと日本の「トリック」を思い出したりもしましたが(笑)

本当に、アレン御大は
こんなに楽しいお話を

よく次々と思いつくものだなあ、と改めて感嘆。


前に見たウディ・アレンのドキュメンタリーのように
ホテルのベッドに寝そべったりして
次から次へとアイデアを書き上げている様が



目に浮かんで、クスっとしてしまいました。

毎回、安定のクオリティなのはたしかですが
アレン節にしては
ちょい可愛らしすぎたかなあ

もうちょっとパンチほしいなあという気はしました。
でも
またすぐに次、観られますもんね!

しかしエマ・ストーン、
今週は「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」公開もあり
売れっ子だなあ。


★4/11(土)から新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国で公開。
「マジック・イン・ムーンライト」公式サイト