自分が生まれてから
起こっていた出来事。
まだまだ知らないことばかりだと、痛感する日々。
「グッド・ライ ~いちばん優しい嘘~」69点★★★★
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1983年、激しい内戦に揺れる
アフリカ、スーダン南部。
ある村が襲撃され、全員が皆殺しになるなか
辛くも生き残った姉弟たちがいた。
まだ幼い彼らは苛酷な旅を経て、別れ別れになりながらも
難民キャンプにたどり着く。
13年後。
難民キャンプで育った姉弟のひとりマメール(アーノルド・オーチェン)に
アメリカ移住というチャンスが舞い込むが――?!
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1999年から2002年の間にアメリカが行った
実際のプログラムに基づく話。
スーダンの内戦で故郷を失った子どもたちを
アメリカに移住させるもので
そんなプログラムがあり
2011年の3.11を境に機能することが難しくなった、ということなど
初めて知りました。
本当に映画でいろいろ知らないことを学んでおります。
主演のリース・ウィザースプーンが
出てくるのが中盤くらいなので
それまでの前半、
水もなく、食糧もなく、徒歩で逃げるしかない姉弟たちの
苛酷な道中が
想像以上に辛くて胸が苦しくなりもします。
そして
彼らが晴れてアメリカに渡ってからは
カルチャーギャップにあたふたする描写なども描かれて、
少しホッとする。
ただ
前半の厳しさ、辛さを補うだけの高揚が
後半に完全にないのが“映画”としては惜しかったかなーと思います。
それだって
誰かの苦境を知ることと、それ助ける人々がいること、
それを
知ることの意味は変わりなく大きいわけで。
学ぶこと多い作品だと思います。
★4/17(金)からTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。
「グッド・ライ ~いちばん優しい嘘~」公式サイト