ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

濡れたまましまい込んでべたべたになったタープを再生した (2019/5/16)

2019年05月16日 | 2018- キャンプ
 マイアラモにはサイドオーニングを装備しなかった。それはキャンプ場以外で使用するシーンが想定できなかったからだ。代わってアラモのレインモールに引っ掛けるサードタープを使っている。



 このタープは、昔テントキャンプをしていた時代のヘキサゴンタープの再利用だ。周辺の角を切り取って五角形にしたうえで、周囲を布テープで補強した。

 (オート)キャンプ場でかなり自在な展開方法が取れるので重宝している。ただ困ったことは、昔に濡れたまま保管したのかもしれないが、ポリウレタンコーティング加水分解による劣化が進行して裏面がベタベタになっていた。畳む際にベタベタの面同士がくっついてバリバリいう程だった。それでもベビーパウダーを塗ったりして使っていた。

 ネットで調べていたら、信越化学のPOLON-Tという薬剤で上塗りすればいいようだ。そこで昨年POLON-Tを買ってきたのだが、作業する場所がない。今回はキャンプ場にやってきたので、広い場所でタープを展開して塗っていこう。



 POLON-Tはシリコン系撥水剤でペイント薄め液のような液体だ。写真の四角の缶に1kg入っている。ネットでは重曹水で洗って劣化したポリウレタンコート(PUコート)をはがしてから塗るように書いてある。だがそうすると生地がくしゃくしゃになるらしい。



 試みに隅の方にそのままPOLON-Tを刷毛でゴシゴシ塗ってみた。すると劣化したPUコートが溶けるような感じでテカテカがなくなり、すぐに溶剤が蒸発して布面がさらさらになった。これはそのままいけるぞ。



 それで刷毛を使ってPOLON-Tをどんどん塗っていった。結局、3m×3.2m 程度を塗るのに1㎏の8割程度を消費した。

 3時間ほど乾燥させて触ってみたがべたつきはなく、サラサラしている。

 また次の日にコップの水をぶっかけたが、見事に撥水して膜体へのしみ込みもはなかった。



さらに最終日の未明の雨ではいい加減にタープを張っていたので、タープの中心部に10センチくらいの水たまりができていた(笑)というほどの防水性能だ。

 PUコートははがしていないので、溶剤に溶け込んで膜体にしみ込んでいるのだろうか?まあ、よくわからないが、タープを濡れたまましまい込むのは止めた方がいいだろうと思う。それで、帰った早々にタープ干しということになったのだ。



 まあ、問題はこのシリコン系撥水剤の耐久性だと思う。


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