2月の鹿児島のたびでは朝になるとサブバッテリーの電圧が24V以下になっていて、その都度アイドリング充電をしていた。あまり走行しなかったせいだろうと思っていたが、ちょっと気になるので充電試験をしてみた。サブバッテリーを開放電圧24Vの状態にして、標準装備の充電器を使って満充電まで、充電電流と時間を測定し積算電流量(AH)を計算した。開放電圧28.8Vまで3時間。40AHしか充電されていない。200AHのバッテリーなので気温が低いとはいえ、これではひどすぎる。
昨年11月2日に消費電力量を検証したときには、満充電から開放電圧24Vまで放電して130AH程度使うことができるという結果だったので、充電と放電のちがい(気温もある)があるにしても、乖離が大きすぎる。
そこで再度放電試験を行うこととした。試験に先立ってPowersonic PS-121000バッテリーの放電特性のデータをNETで入手することができた。
http://www.nippon-ring.co.jp/rvpro/item.php?item_id=57
以前は「過放電」というキーワードだったので見つけ出すことができなかったが、これこそ知りたい情報だった。これによるとバッテリー単体では10Aの電流で放電すると8時間後に11.1Vになり、8.5時間後には10.5Vになって残存容量0になるということのようだ。注意して使えば11.0V(負荷あり)までは何とか使えると理解できるが、安全を考えて10Aの負荷状態で11.1V(自分のアラモの場合は22.2V)を限界電圧として管理することにしよう。
本日は600W程度の商用電源用ヒータを(インバータ経由で)負荷にして、時間ごとにバッテリー電圧とインバータ入力電流を測定してみた。
スタート時 24.5V 25.5A
1時間後 24.0V 25.8A
2時間後 23.0V 26.4A
2時間50分後 22.0V 27.1A
ここまでの積算電流はざっと74AHということになる。自分のバッテリーシステムはバッテリーを増設して200AHにしたはずなのに、これではあまりにひどすぎる。バッテリー個々の特性を確認しようとして、苦労して配線したインバータ系の配線を全部外した。そしてインバータをのせたパネルを取り外して、バッテリーをみて驚いた。バッテリー4個のうち2個がぱんぱんに膨らんで今にも爆発しそう。おまけに膨らんだ2個のバッテリーがくっついて離れない。苦労して電装BOXから出した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/4e/d683875c35524777d23a3d10d6a3d7ac.jpg)
左側が爆発寸前のバッテリー、直列にしていた1組。2個がくっついてバールでこじても離れない。右は正常な組。
2個直列にしたものを1組として、2組を並列接続して使っていた。このうちの1組が2個共にぱんぱんに膨らんでいる。
原因は何だろうか。改めて確認したが配線ミスはない。(11月には正常に機能してしている)充電電圧が高すぎて過充電というなら、もう一組が正常なのが説明がつかない。いろいろ考えてみたが、今回膨張したバンク側のバッテリーのセルの一つが何らかの原因でショートしたとすれば、他のセルに過電圧がかかる可能性はある。そして同一バンク側のセルが次々に過電圧、過充電になっていくことはありそうだ。ただし証拠はない。
さて、夏に入るまでにまたバッテリーを調達しなければならない。Powersonicは高いのでたいそうなものいりだ。
昨年11月2日に消費電力量を検証したときには、満充電から開放電圧24Vまで放電して130AH程度使うことができるという結果だったので、充電と放電のちがい(気温もある)があるにしても、乖離が大きすぎる。
そこで再度放電試験を行うこととした。試験に先立ってPowersonic PS-121000バッテリーの放電特性のデータをNETで入手することができた。
http://www.nippon-ring.co.jp/rvpro/item.php?item_id=57
以前は「過放電」というキーワードだったので見つけ出すことができなかったが、これこそ知りたい情報だった。これによるとバッテリー単体では10Aの電流で放電すると8時間後に11.1Vになり、8.5時間後には10.5Vになって残存容量0になるということのようだ。注意して使えば11.0V(負荷あり)までは何とか使えると理解できるが、安全を考えて10Aの負荷状態で11.1V(自分のアラモの場合は22.2V)を限界電圧として管理することにしよう。
本日は600W程度の商用電源用ヒータを(インバータ経由で)負荷にして、時間ごとにバッテリー電圧とインバータ入力電流を測定してみた。
スタート時 24.5V 25.5A
1時間後 24.0V 25.8A
2時間後 23.0V 26.4A
2時間50分後 22.0V 27.1A
ここまでの積算電流はざっと74AHということになる。自分のバッテリーシステムはバッテリーを増設して200AHにしたはずなのに、これではあまりにひどすぎる。バッテリー個々の特性を確認しようとして、苦労して配線したインバータ系の配線を全部外した。そしてインバータをのせたパネルを取り外して、バッテリーをみて驚いた。バッテリー4個のうち2個がぱんぱんに膨らんで今にも爆発しそう。おまけに膨らんだ2個のバッテリーがくっついて離れない。苦労して電装BOXから出した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/b8/43d61b3cb6ce02cfaad5f3da58e4307c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/4e/d683875c35524777d23a3d10d6a3d7ac.jpg)
左側が爆発寸前のバッテリー、直列にしていた1組。2個がくっついてバールでこじても離れない。右は正常な組。
2個直列にしたものを1組として、2組を並列接続して使っていた。このうちの1組が2個共にぱんぱんに膨らんでいる。
原因は何だろうか。改めて確認したが配線ミスはない。(11月には正常に機能してしている)充電電圧が高すぎて過充電というなら、もう一組が正常なのが説明がつかない。いろいろ考えてみたが、今回膨張したバンク側のバッテリーのセルの一つが何らかの原因でショートしたとすれば、他のセルに過電圧がかかる可能性はある。そして同一バンク側のセルが次々に過電圧、過充電になっていくことはありそうだ。ただし証拠はない。
さて、夏に入るまでにまたバッテリーを調達しなければならない。Powersonicは高いのでたいそうなものいりだ。
私のキャンピングカーも同様に2個増設の4個態勢ですが、同様に1組が同じように変形してしまいました。(本日確認しました)汗。
同じパワーソニックの同型のようです。
原因は何でしたか??ただのバッテリー内のショート??
私も原因が分かりません。、もう1組は正常なので・・・。
交換後1年位のようです。
原因が分かったのでしたら教えて頂けたら参考にしたいと・・・・。
突然、スミマセン。汗。
不幸なことになりましたね。Powersonicは高いので、ショックが大きいですね。
技術がないので原因を突き止めることは出来ていません。簡単にいうと過充電が原因であろうと推測しています。充電はクルマに標準装備の充電器を使っています。この充電器のマニュアルでは設定した充電時間を越えると充電電圧・電流を小さくして、いわゆるフロート充電にするようになっています。その機能を信じて、自宅では商用電源をつなぎっぱなしにしていました。おそらくこの充電時間によるコントロールがうまくいかず、高い電圧・電流で充電が継続されていたものと思われます。
片側のバッテリー系だけが膨張したのは、バッテリーの特性のわずかな差または内部の短絡等により、片側により多くの電流が流れたものと考えています。
再び増設バッテリーをつけて200AHにしました。根本的な解決策ではありませんが、今は商用電源での充電はサブバッテリーの電圧を見ながら、充電時の電圧が28.8Vになったら充電を取りやめています。なおソーラーはつけていません。
なお、私の2014.5.30の記事も参考にしてください。(失敗の記事ですが
北海道から戻られた後だったんですね~~~。
コメントさせて頂いた後、その他のブログを拝見させて頂きました。凄い楽しく見させて頂きました!!
お疲れの所、お返事頂きありがとうございます。
私も同様に考えております。
近くにビルダーも無いので、簡単には見せに行けません。
しかし、ネット上からも同じような症状の場合の原因点が上げられていました。
ELFじ~さんのコメントどうりです。
私もまだまだキャンカーは駆け出しですが、色々勉強しELFじ~さんのようなキャンカーライフを送りたいです!!
ちょこちょこブログ見させて頂きます~~!!
お元気で!!
木工であれば目に見えるものでおおむね評価できますが(強度計算は別として)、電気関係はなかなか難しいですね。私もオームの法則くらいはわかりますが、電子回路はさっぱりです。さらにバッテリー関係は難しいです。多分理論よりも経験、ノウハウの世界ではないかと思います。
少し時間ができたら、充電器の実際の動作を観察してみようと思ってはいますが、いつのことやら。
今後ともよろしくお願いいたします。