演劇やまと塾公式ブログ

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チェーホフ「かもめ」観劇 + おおのジャズフェステイバル

2013年09月25日 23時48分09秒 | 定例稽古

 じゅんきーです

 

芸術の秋たけなわ。

先週末の連休、2つの舞台を観てきました。

 

1つは、21日(土)の夜に、シス・カンパニー主催、チェーホフ作「かもめ」(上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ)を観にシアター・コクーンへ行ってきました。

大竹しのぶさん、野村萬斎さん、青井優さん等々、そうそうたる俳優陣の舞台。

数年前、「やまと塾」で楽屋を上演した時に、このチェーホフの「かもめ」の主人公のひとりニーナを演じている女優C役をさせていただきました。

その時に「かもめ」を知りたくて、台本だけではイメージがつかめなかったので、舞台のDVDを観ました。

チェーホフは「喜劇」と言っているそうですが、最後に主人公が自殺したり、他の人も幸うすく、むしろ暗い悲劇に思えるこの話を、どうして「喜劇」と言われるのか、わかりませんでした。

新聞で、演出のケラリーノ・サンドロヴィッチが、「喜劇」の舞台を作っていると読んで、これは是非観たいと思い、行ってきました。

幕が開いた最初の台詞から「喜劇」であることを予感させる始まりでした。

登場人物、ひとりひとりの自分に忠実な個性がつい笑ってしまうくらい面白くて滑稽で、それがかみあわないことがまた滑稽で悲しい。

明るく、おかしくて、ちょっと悲しい舞台で、観終わって「喜劇」と言われることに納得していました。

主人公のトレープレフの母親で女優のアルカージナ役の大竹しのぶさんは、ほんとうに見事でした。

母親と女としての気持ちの間を行ったり来たりする感情の起伏の激しいアルカージナを、怒ったり笑ったり、走り回って飛び跳ねたり、飛び降りたり、文字取り体当たりで演じて、あのテンションとエネルギーと集中力、さすが大女優。

蒼井優さんのニーナも、魅力的でした。

 

2つ目の舞台は、23日(月)の夜、相模大野の駅周辺の商店街のいろいろなお店で、ジャズのアーテイストが演奏する「おおのジャズ」

先日の私たちの「バーデン バーデン」にも観に来てくださった、城田有子さんと松浦賢二さんたちのバンドの演奏を聴きに行ってきました。

間近で聴く生演奏、すてきで、うっとりでした。