じゅんきーです
先日、知人が出演した、プラチナネクスト第15回公演『アルトゥロ・ウイの興隆(抑えることも出来た)』を観てきました。
ドイツのブレヒトの作品で、この作品は、ヒトラーとナチスがあらゆる手段を使い独裁者としての地位を確立していく過程を、シカゴのギャングの世界に置き換えて描いたもので、ヒトラー「興隆」の史劇が巧みに組み込まれていました。
そして、出演者が何と女性だけ
すごみをきかせたいやらしい笑い方をするギャングも、全部女性。
初めは、女性の男装に違和感を感じ、話の世界にも入れずにいましたが、
気がつくとぐいぐいと引き込まれて、暴力と脅しに民衆が屈せざるを得なくなっていくようすを恐ろしく感じました。
ギャングたちも個性的で、おもしろかったです。
あえて難しい作品に挑戦されたプラチナネクストの皆さんに拍手です。