これも少し前にオーダーメードの依頼を受けて作ったケーキです。ご紹介しますね。
横浜・増田窯アントショップのオラヌちゃん(若マダム)依頼のケーキです。
このときは、オラヌちゃんが横浜で有名なる和食のお店「梅林」に、習い事のお仲間と一緒に会食されて、デザートにオーダーのケーキを持ち込んで召し上がるという設定でした。(普段は持ち込み出来るかわかりませんが、オランちゃんと梅林のお孫さんが仲良しとか)
オラヌちゃんからの条件3つ
1/当日出席する方の一人はたぶんバターたっぷりとか、生クリームたっぷりが苦手な方、
2/季節の果物を使う事
3/ケーキの上にメッセージを書いてもらう事。
数日考え、
・梅林の和室を想像して、和室で畳に座ってのお食事にも合うケーキを考えました。
・オランちゃんはハートが大好き。そこで、ケーキの形はビスキュイをしぼってハート型に。
・松ぼっくりのように見えるのは、別に焼いたフィナンシェです。ポイントは、菊や梅のお花の形。
・梅林はとにかくたくさんのお料理が出る事で有名なので、なるべくカロリーを抑えようと思いました。
・カロリーオフして、洋梨の洋酒を効かせて、香りで勝負しようと考えました。
・洋梨のムースはあっさりしていて、特に女性に好まれます。
・飾りには、洋梨のスライスを敷き詰め、ジュレで固めて涼しげにして、透明感を出しました。
・月桂樹など、ハーブの葉っぱをおいてやりました。
なにか遠い日の「ままごと遊び」の記憶を呼び起こしたかったんです。
・この日のゲストの方が、いつも「愛してる~」が口癖との事で、文字書きは「I LOVE YOU」
・ブラックチェリーに金粉を乗せて。
アントショップにお届けした時に、本当にあった怖い話、ではありませんが、とっても不思議な事がありました。
数日考えて、「和」の雰囲気を出すため菊の型がないかしらと、みつけてしぼったフィナンシェをみて、
オランちゃんが一瞬固まってしましました。
「えっつ?」どうかしたんですか?
「この花、まさか菊?」「 ええ、そうですが・・」 「え~ そんなの言ってなかったのに、なんで~」
今回のメインのゲストの方の名前は「菊さん」だったんです!
偶然でしたが、そこには神が降りたんでしょうか。
菊さんにちょっと悲しいことがあり、力を落されているので、励ます会だったんですって。
不思議な事があるものですね。
そうそう、ケーキの評判は上々だったようです。
オーダーメードのケーキには、その方のストーリーをなるべく織り込むように考えます。
頼む方や食べる方のシーンに合わせて作ったケーキ。
事前にお話を伺いながら、構成していくプロセスが一番の至福の時なのです。
想像を膨らませながら、詩を書くように作りたいと思っています。
「思い出のケーキ」になれたら嬉しいな♪
**横浜増田窯・アントショップオランちゃんが毎日綴るブログ**
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今日の横浜は27度 夏日ですね。7月21日に[フレンチギターとフランス菓子のコラボ]行います。
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yokohama・ベイエリア スイーツライフ物語 明日も続く。。。
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