1979年(昭和54年)の阪急宝塚線・服部駅と、2019年の服部天神駅を、ほぼ同じ角度から写した写真です。新しい写真にもタクシーが写っていれば、もっと時代の変化が分かったのですが。
40年の時間が経っているのに、駅自体の表玄関にこれくらい変化が見られないのは、阪急宝塚線では「服部」くらいではないでしょうか。他の阪急電車の駅は、高架になってしまったことで、ほとんどの駅の建物が大きく変わっています。特に服部は昔から賑わっている駅だけに、これだけ変わっていないことに驚きます。
1910年の宝塚本線の営業開始と同時に開業した、阪急では最古の駅のひとつ。開業当初は、現在と同じ服部天神駅という駅名でしたが、その後「服部」駅に改称され、2013年12月21日に、再度服部天神駅に改称しました。そもそもが、服部天神宮の境内に開設された駅であるため、境内にあった御神木の楠がそのままホームに残されており、梅田方面ホームの屋根を突き抜けています。
1970年代までは駅構内の踏切があり、改札内でホーム間の移動ができまましたが。現在はそれができません。梅田行と宝塚行では、改札が別々になるのが、味があるというか・・・不便です。(笑)