青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

“核戦争”ではなく“デジタル”が人間を滅ぼす!

2024-03-06 | 今を考える

唐突ですが、何でもかんでもデジタル、スマホ・・・それで絶対に良い訳が無い!

マイナンバーカード、そもそも「持ち歩くものではなかった」のに、スマホで表示する?ってどういうことなのだろう?ネットのアンケートは、「あなたが使っているスマホは?」ばかり。スマホ無しでは生活できない仕組みを、政府が率先して作ろうとしている。であれば、少なくともスマホ端末は国が無料で配るべき。高齢者でなくとも、3年ほどしか耐久性の無い持ち歩きする品物に、10万円近いお金を継続的に使うのは負担が大き過ぎる。歩きスマホ等通り過ぎて、自動車運転しながらスマホが今や普通となり、スマホは人の命さえ脅かしている。

信号待ちしている先頭の自動車が、停止線からどれほど離れて停まっているか?信号待ち中の自動車の車間距離は?昔は停止線ピッタリに先頭車両は停まっていたし、車間距離も均等だったのに、今はもう停止線の2~3メートル手前からバラバラに車は停まっている。少しでも早くスマホを手に取りたいドライバーが馬鹿ほど多いからです!

昔は何にお金を使うかと言えば、車の人もいれば、オーディオにつぎ込む人もいたし、スポーツやデート、酒にギャンブルに女遊び・・人それぞれ色々な趣味に、お金を使っていました。ところが今は、もれなく全員がスマホ必須。スマホが好きでは無くてもスマホを持たざるを得ない。僕のようにスマホを使っていてもネットに一切繋がない人間にさえ、電話だけを使う料金プランが無い!要らないものにお金を強制的に使わされる。

スマホが売れたら、誰がそれほど儲かるのか?よ~く日本人は考えた方がいい。このままスマホ社会が進むと、絶対にシステムエラーで取り返しがつかないことが起きたり、人間が馬鹿になるのは間違いない。世界が滅びるのは核戦争のせいだと思っていましたが、スマホに代表されるデジタル社会のせいだと、今では僕は考えています。

話が大袈裟になりましたが、この写真のCD-ROMは、Windows95時代に購入したもので、日本で公開された世界中の全洋画のスタッフ・キャスト、あらすじ、チラシなどの写真が納められてる優れもの。1発で作品検索も出来た資料ですが、残念ながら今、僕の最新のWindowsパソコンでは閲覧出来ません。少し前のバージョンのWindowsでも無理です。

CD1枚に百科事典が何冊分も収録され、半永久的に使える・・・これがデジタルCD-ROMが発売された当時の売り文句でした。音楽CDもそうでしたが、音楽CDは保存方法によっては簡単に使えなくなることが今では明白です。映像コンテンツであれば、レーザーディスクやVHD等は、もはや再生機が販売されていませんので観ることが出来ません。

結局は資料と言えば紙媒体のものが、我が家では今でも1番活躍しているし、懐かしくいつでも見ることが出来ます。ところがデジタルデータは、ハードディスクに入れたものさえ、何かとデータが壊れていますとか、対応するアプリケーションが見当たりませんと言われる始末。フロッピーディスクに入っていたデータなどは論外です。

こうやって貴重な資料が失われて行く。卒業アルバムから住所や電話番号も消え、ネットでは匿名性ばかりが担保されるので、昔の友人・知人を見つけることも追うことも難しくなりました。人間関係もどんどん疎遠で希薄なものになって行きます。こんな社会が本当に楽しいですか?若い人は幸せなのでしょうか?そうではないからこそ、少子高齢化社会になってしまったのではないでしょうか?

 



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