世の中に、楽してお金が儲かる話はない・・・。大金持ちの投資家が1発当てるのと違い、そもそも資本の無い一般人が、人から聞いた話で儲かることは絶対にありません。あるのであれば、他人には決して話さず、その情報を入手した人だけが1人で大儲けしているハズです。
株式、仮想通貨、いろいろな金融商品、情報商材、全部人のお金の上前を刎ねて利益を上げるものばかり。証券会社やほとんどネズミ講の如きものの、一握りの者だけが利益を上げます。
かつて、僕の知っている人が、いかがわしい株券(のようなもの)を買い、それは絶対に値が上がる商品で、1部の今風に言えば上級国民だけに回って来る話だと。普通のサラリーマンの家には絶対に知らされない情報だと嬉々として語っていました。見れば証券のようなものには菊の御紋が入っています。あり得ないものだけに、それが本物だと余計に信じるのでしょうか?この方の家には多宝塔やら象牙の印鑑、絵画なども多数ありました。
それを信じて疑わない人ほど、人に「ここだけの」「あなたにだけの」話だと口コミで拡散し、自分は善意のつもりで被害者を増やして行く。無知と言うよりも例えば医者や教員などの、世間知らずの人ほど騙されやすいようです。うまい話は疑ってかかるというより、無視した方が賢明です。
僕が小学生の頃は、切手収集ブーム全盛でした。切手カタログを見て、「月に雁」だの「見返り美人」だのと覚え、洗面器に水に入れて古い封筒から切手を剥がしたものでした。
大人は投資とばかりに記念切手発売日に郵便局に並び、記念切手をシート買いしていました。でも、その時が人気の最高点で、その後切手の価格は高騰することはありませんでした。
昭和40年頃に購入した記念切手のシートを、平成を迎えるかどうかという時に切手ショップに持ち込んでも、額面の7割でも買い取ってもらえず、自分で使うしかない状況でした。しかし、使うのにも額面金額が低いので、小包に貼るにも何十枚も貼らねばならず、使い勝手が実に悪かった。
今日受け取った郵便物(上の写真)、記念切手が沢山貼っていました。送り主の方も家に眠っていた切手を、不便ながらも使っているのでしょう。札幌五輪の記念切手も使われていました。懐かしい・・。一昨日バッハー札幌市長の会談が流れたので、2030年の札幌五輪は恐らく消えるでしょう。裏金が流れ、誰かが食い物にするようなイベントは、もう落日の日本には必要ないと思うのですが・・
因みにこの札幌五輪切手の「15+5」ですが、5円は寄付金ですので、15円切手としてしか使うことは出来ませんので、お使いになる方はご注意を。また、郵便局が発売したにも拘わらず、ハローキティの切手などは「おもちゃ」扱いされて差し戻されることがありますので、こちらもご注意を。記念切手ほど扱い難いものはありません。
世の中に誰でも儲かる話は、絶対に転がっていません。分かっていても騙される人が後を絶たないのはなぜなのでしょう。
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