青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

リアル八甲田山 ~大阪・能勢

2021-12-17 | 昭和・思い出は色褪せない

僕はかつて大阪府・能勢に住んでいたことがあります。土地価格が高騰していた頃、戸建てを求めて郊外に行きました。冗談交じりに「日本のチベット」等と揶揄されもしましたが、本当に寒かった。室内で氷が張ることもありました。

住めば都なのですが、町内会の会長が、積み立てた町会費数千万を着服して逮捕されたり、ダイオキシン騒動があったり、いろんな人災があって、手放そうにも不動産会社さえ、無料でも家をもらってくれなかった。本当にこの地には、良い思い出がありません。今は都心部にも空き家が目立つご時世。家を求める方には、僕は田舎はオススメしません。

能勢電鉄の終点・日生中央駅で雪がチラついたら、僕の家の辺りは雪が積もる。7キロほどの違いが天と地の差を生みます。豊中市・池田市・猪名川町などで寒いと感じたり、雪がチラついただけで、能勢町はこんな景色に。

雪が積もって車が出せませんと会社に言っても、笑って信じてもらえないことも。

さて・・・ある日、プール・トレーニングと買い物で僕は日生中央にいました。午前11時過ぎ。泳ぎながら窓の外を見ると、白いものがチラホラ。慌ててシャワーを浴びて綺麗になり、バイクで家路に着きました。ところが、降り始め20分ほどで、この写真の天候です!雪の降り始めから、たった20分!

帰宅途中の県道で、空と地面と、前後が真っ白になって何も分からなくなった。5メートル先が道路なのか、田んぼの中なのか、用水路なのか全く分からない。勿論バイクは滑る、滑る。この当時は125ccだったので、何とか取り廻せたのだと思います。250や400のバイクならお手上げでした。

生まれて初めての経験で、「恐怖」すら感じました。ここは大阪府内、しかも真昼なのに。(笑)

とにかくこの恐怖を人に語る時の証拠に・・・と、カメラを何とか前方に向けたのがこれ。時刻は昼の12時過ぎ頃。真昼なんです!大阪の!

危険なので止まると、他に動くものも無く、ただ周囲が全て白い。「白い恐怖」・・大阪府内の県道で遭難?あり得ないと思いました。



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