老いの果てにあるもの～映画「グラン・トリノ」

TSUTAYAのDVD宅配システムを利用して、「グラン・トリノ」を見た。

クリント・イーストウッドの魅力を生かした、人生とはいかにあるべきかをしみじみと考えさせる秀作だ。



米国中西部の田舎町に住む頑固一徹の老人と東南アジア系マイノリティの少年との交流を描いた作品。

昨今、私たち大人でさえ生きることが難しい時代。
まして、保守的な雰囲気の田舎町の老人が直面した、マイノリティの家族とのつきあいと戸惑い。





とりわけ、グズでダメな少年との交流を通して、少年の将来に思いをはせつつその自立を援助。彼自身も、いかに人生を全うすべきか自問自答するようになる。

見てのお楽しみだが、例えば、「許されざる者」などで見せたスカットとした感じではなく、一味違ったクリント・イーストウッドの魅力と結末になっている。写真は、同映画のHPから借用しました。

自分の頭で考え～「赤旗」のジャーナリズム

「しんぶん赤旗」は、2月1日、創刊86周年を迎えたそうです。

共産党の機関紙ですが、日本の良心を代表するまっとうなジャーナリズムと言って良いでしょう。元朝日新聞大阪本社編集局長の長谷川さんが、この新聞が果たして来た役割について語っています。



この記事は、同紙2日号からの転載です。