スマホを捨て～顔をあげよう

ほんとうに、世の中すごい人がいるものだ。

この会社の社長さん。
私用のスマホを使わない社員に、毎月5千円の奨励金を出す制度を作ったという。何故か？

昨日の新聞（朝日）の名物コラム「天声人語」の曰く、



少々、小さな活字で恐縮だが、ご判読いただければと思う。（こちらに、大きな活字があります）

カネは遣うためにある～藤原敬之著「カネ遣いという教養」

ファンドマネージャーとして億単位の収入を得ていた著者による「カネ遣いの極意」。



要は、カネなどいくらあっても仕方がない。己を磨くために遣ってこそのカネだという悟りをひらいたのだという。

”箸置きに20万円、椅子に33万円、文具、時計、カメラ、オーデイオにはそれぞれ、高級車1台分・・・。ありとあらゆることにカネを遣い続けたが、いまや高給とりを辞め、2度の離婚でカネはすべて失ったが、後悔はしていない。何故なら、「教養」はこのカネ遣いによって手に入れたのだから。”

ハイエンド・オーデイオに狂い湯水のようにカネを遣うあたりは、程度の差こそあれ、身につまされるものがあった。

結果として、著者は、家がきしむほどの蔵書と5,000枚を超すCDのストックを得た。こうして己へのカネ遣いが今の自分を形成したと述懐する。