この25日、宮城県の県議会議員選挙が行われた。
隣の岩手県知事選挙で「不戦敗」となった与党・自民党や公明党は、今度は負けられないと、それぞれ幹事長を応援に送り込むなど必死の選挙活動を行ったが開票結果は共産党の一人勝ちだったという。
マスコミは、(共産党が)安保法制やTPPに対する不満の受け皿になったからと分析しているが、それだけではあるまい。
つまり、少なくない国民が、最近、この党が放つ「本気度」というオーラを感じ始めているのではないか。
一つは、安倍政治のあまりのデタラメさにあきれ、ブレない同党に頑張って欲しいと思い始めたこと。
二つは、国会で多数を占めるため、同党が訴えている野党共闘と「国民連合政府」の呼びかけが新鮮に響いたこと。
三つは、政党の堕落の根源である「政党助成金」を受け取らず、自前の資金で党運営を行っていること。
などがある。
また、著名な憲法学者や文化人が共産党と席を同じくする場面が多くなっていることも、同党への垣根を低くしている。
今日のネット中継「とことん共産党」には、あの香山リカさんが出演するというから楽しみだ。