毎朝届く新聞(朝日)の1面左下に、ひっそりと小さな場所をとり掲載される「折々のことば」。
何気なく読み飛ばすことが多いのだが、かの「天使人語」氏をして嫉妬させるような言葉が掲載されることもある。
これは、1月5日に掲載されたものだが、拝見して胸をグサリと刺されたような気になった。
昨年「喜寿」を迎えた身でもあれば、己の人生を振り返ることもしばしばだが、果たして自分はこのようにチャレンジして来たであろうか。
城山氏は、企業小説という分野を切り開いたことで知られているが、また、愛妻家でもあった。奥様をガンで亡くした後の哀惜の情を綴った「そうか、もう君はいないのか」という本があったことを思い出した。