ニセコに住んでいた頃、ご縁があって、札幌在住の和泉卓夫さんとおっしゃるイラストレーターの方から、彼が作った「豆本」を2冊いただいた。
この本は、縦横7x8cmほどのとても小さいものだが、そのコンテンツは、絵と言い文章と言い大きなそれに負けない本格的なもので、とても感心して拝見した。
ところが、形が小さいこともあって、引っ越し騒動で所在不明となってしまった。
ただ、昨日、別の探し物をしている際、電話台の奥の方からヒョッコリ姿を現した。何だ、こんなところに隠れていたのか、と懐かしくまた、愛おしく手に取ったのでご紹介してみたい。
内、1冊は「魚偏博物誌」で、北海道になじみのある魚たちについてのイラストとうんちくが語られている。
他の1冊は「偏愛野菜倶楽部」で、これもまた、身近な、例えば家庭菜園で栽培されるような野菜について、あれこれが語られている。
まだ、隅々まで拝見したわけではないが、小さいとは言え、その志の高さやプロフェッショナルな造りに、しばし見とれてしまった。