田中澄江さん(故人)が記した「花の百名山」に登場する秋田駒ケ岳にぜひ登ってみたいと思っていた。
ただ、当地(札幌郊外)からは、いかにも遠く、交通不便な土地柄。実現は無理と思っていたのだが、北海道新幹線の開通と「フルムーンチケット」の利用で夢がかなった。
山麓の水沢温泉郷に宿をとり、8合目までバスで行き、そこからお花畑が広がる阿弥陀池周辺を散策した。以下は、写真による山旅のご報告である。
秋田駒ケ岳の最高峰、男女岳(おなめだけ・1637m)
山頂を目指し急坂をのぼる。
山頂からの眺望。手前の砂礫にはタカネスミレの群落、真下に田沢湖を望む。
砂礫に咲くタカネスミレと群落。
男女岳の麓、阿弥陀池周辺にはチングルマが群生する。木道の奥に避難小屋が見える。
山麓には、種々の山野草が咲き誇る。これは、清楚なたたずまいをみせるサンカヨウ。
興味つきない花の山旅である。