アーバンライフの愉しみ

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スノーデン「日本への警告」

2017年07月19日 | 読書三昧

本書は、2016年6月4日、東大本郷キャンパスで行われた公益社団法人自由人権協会70周年プレシンポジウム「監視の”今”を考える」の全容である。

この会合では、冒頭、エドワード・スノーデン氏に対するTV電話インタビューが行われ、同氏は次のように発言した。

「9.11(米国における同時多発テロ)以降、米国政府は、テロ防止の名のもとに技術革新著しいINETを通じた大規模な監視体制を構築した。ところが監視の対象はテロリストだけではなく、全世界の一般市民すべてであった。

監視は、携帯電話のメタデータをすべて記録する方法で行われている。つまり、携帯を持った人すべての毎日の行動が記録、追跡され監視の対象になっている。

日米両政府の協力の下、日本にもこの監視システムが導入、運用されていると推認される。これは、現政権の劣化と同期して、広く深く国民を監視、追跡する時代となるであろう。」

第2部では、青木理氏や井桁大介氏らによるパネルディスカッションが収められている。

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