一昨日午後、札幌KitaraでPMFオーケストラによるコンサートを聴いた。
PMF(Pacific Music Festival)は、音楽と人と平和を愛したレナード・バーンスタインの精神を受け継いで、夏の札幌で1ヶ月間にわたり、世界の若手音楽家を育てる国際教育者の音楽祭で、この間、40近い各種コンサートが行われる。
この間、PMFの主役である「アカデミー生」は、世界各地からオーディションで選抜され、世界の主要なオーケストラの首席奏者をはじめとする教授陣から直接指導を受ける。
プログラムは、
・リスト:交響詩「レ・プレリュード」
・ドビュッシー:「管弦楽のための映像」から「イベリア」
・R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
・バルトーク:「管弦楽のための協奏曲」
の4曲だったが、前半の3曲は、アカデミー生の若手指揮者が代わる代わる指揮をした。やはり、指揮者により出来不出来があったように思った。
その点、最後に登場した教授陣の一員である準・メルケル氏の指揮は、さすがに堂々としていて、奏でられる音楽も説得力に満ちたものであった。
蛇足:PMFの主役は、養成プログラムに参加した若手の演奏家(アカデミー生)であるが、今回は、29ヶ国97名が各国でのオーデションをクリアし参加したという。写真は、PMFのHPから借用しました。