久しぶりにレコードを聴いた。
昨秋、MB(ミュージックバード)のチューナーを高音質機に替えたこともあり、デジタル放送のエアーチェックに明け暮れていたが、この正月、聴くべき番組がないこともあってレコードにしてみようということになった次第。
しばらくご無沙汰していたので、果たして音が出るか不安だったが、特に問題もなくいつもの美音を聴かせてくれた。
聴いたのは、カールリヒターが演奏するバッハのオルガン曲集。
・トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
・トリオ・ソナタ 第2番 BWV565
・プレリュードとフーガ ニ長調 BWV532
・幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
いずれも、厳しくまた、若々しい緊張感に満ちたすばらしい曲である。
ジャケットの解説によると、バッハのオルガン曲は比較的若い時の作品が多く、中でも傑出しているとされる565番も20歳の頃の作品という。
収録は、1964年、コペンハーゲンのイエスポー教会で行われた。
アナログ特有のしなやかな音調と相まって、しばし古き良き時代のオルガン曲に聴き入った。