今朝のしんぶん赤旗2面に掲載された女性の手紙。
去る5日、衆院予算委員会で共産党の志位委員長が行った質疑に対する礼状である。
この質疑は小生も拝見したが、公党の委員長が持ち時間一杯を使って「生活保護」問題で政府を追求するというめずらしい質疑であった。
要点は、漸次引き下げてきた保護基準を、昨今の低所得者層の所得に見合うよう引き下げるというのは本末転倒だ。誰もが「健康で文化的な最低限度の生活」を営む権利があり、むしろ(保護基準の切り下げでなく)低所得者層への支援こそ図られるべきだ、というもの。
この問題を、単に生活保護の問題としてだけでなく、現行憲法の精神から説き起こした点は評価される。また、これこそ真にボトムアップの政治と言えよう。