テヘランの国際空港を飛び立ったウクライナ航空の旅客機がイラン革命防衛隊の誤射によって撃墜されるという悲劇が発生した。
事件は、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官が米国により暗殺された報復として、(イランが)イラクの米軍基地を(巡行ミサイルで)爆撃した直後に発生したという。
つまり、米国による報復を恐れて防空体制を敷いていたテヘラン上空をウクライナ機が通過したために発生した人為的ミスというから恐ろしい。
これは、国連決議に基づいて締結された「イラン核合意」から、(トランプが)勝手に離脱したことが遠因となっている。
これらについて、イスラム研究の第一人者である宮田律(おさむ)氏は、しんぶん赤旗のインタビューで、「ソレイマニ司令官の暗殺は、何重にものぼる国際法違反」と糾弾している。記事は、しんぶん赤旗日曜版1月12日付けから転載しました。