アーバンライフの愉しみ

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原田マハ著「風神雷神(上下)」

2020年01月29日 | 読書三昧

 

京都建仁寺の俵屋宗達作「風神雷神図屏風」の謎に挑戦した原田マハさんの最新長編。2016年11月~2019年1月京都新聞など地方紙15紙に連載、上下巻677頁の大作。

京の扇子店俵屋の倅「伊三郎」は12歳の時、信長に召し出され、面前で見事な象の絵を描き、「宗達」の名を下賜される。

そして、信長の名により派遣された「天正(少年)遣欧使節」に加わり渡欧するのだが・・・。

史実である「天正遣欧使節」とその生涯がつまびらかでない「宗達」とをドッキングさせ、一大冒険物語に仕立て上げたマハさんの筆さばきに圧倒されながら一気に読んだ。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★ ★★)

 

 

 

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