ドイツ出身のヴァイオリニスト、クリスティアン・テツラフのブラームスを聴いた。
彼の演奏を聴くのは初めてであったが、そのナイーヴなブラームスにはうならされた。
この曲の場合、どちらかと言えばダイナミックなスケールの大きい演奏が多い中で、彼の場合は、中庸のしっかりした音作りで好感が持てた。
何より、ヴァイオリンの音色が美しい。
収録曲
ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
ベルク ヴァイオリン協奏曲(ある天使の思い出に)
演奏
ベルリン・ドイツ交響楽団 ロビン・ティチアーティ(指揮)
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
録音 2022年3・9月 Philharmonie Berlin ODE1410 Ondine