風のたより

つれづれに

長良川薪能 (ながらがわ たきぎのう)

2006-08-13 | Weblog

(薪能開始前、鵜船からの火を松明に受け、薪に火を入れる火入れ式が行なわれました。)

昨夜、漆黒の中にライトアップされた岐阜城をバックに、清流長良川の
河川に設けられた特設舞台で,第20回の「長良川薪能」が行われました。

近くにいながら今回が初めて。早く着いたお陰で、岐阜青年会議所の
ボランティアの方々が、熱心に会場作りをされている様子も見学できました。
開始数時間前からは、続々と観客が入ってきました。

開始前の急な雨と雷に見舞われ、30分遅れの開始となりました。
去年は開始直後の急な大雨とひどい雷雨で中止になった経緯があり、
今年もと危ぶまれましたが、開始時間頃には、西の空が明るくなり、
関係所の方々もほっとされているようでした。
濡れたシートを雑巾でぬぐうバランティアの方々に頭が下がる思いでした。

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出し物は
(舞囃子)   “天鼓”
(狂言)    “禰宜山伏”
(能)     “清経”

涼しい夜風にあたりながら、大自然をバックの能舞台は、最高の贅沢でもあり、
全国でも珍しい行事のようです。

ひと時の幽玄の世界を味わうことが出来ました。