アメリカ東北部バーモント州の片田舎に住む絵本作家でもあり挿絵画家で もある一人の女性の生き方が今注目を集めています。
「ターシャ・テューダーの世界展」が名古屋でも開かれ多くの女性ファンで会場はいっぱいでした。
彼女は現在91歳の高齢にもかかわらず絵を描く傍ら、1830年代のニューイングランド式庭園を受け継いだ三十万坪にも及ぶ庭のガーデナーでもある のです。
その驚くほどのスローライフの生き方が、多くの女性の憧れでもあり共感を呼 ぶところなのでしょうか。
かつてNHKで放送された「喜びは創りだすもの~ターシャ・テューダー四季 の庭」は、ターシャの1年間を初めて映像として追ったドキュメンタリーでした が,この放送を見て私も初めて彼女の存在を知り興味を持ちました。
彼女は絵を描く傍ら庭や菜園を作り、犬や猫を初め、うさぎ、羊、ヤギ、アヒ ルや鳩などたくさんの動物を飼っています。
また日常の料理は勿論、ジャムを作り、ブルーベリーパイを焼き、機を織って は洋服をつくります。
全ての物が彼女の手から生まれていくのです。
スピードや便利さが重要視されがちなこの時代の中にあって、まるで時代に逆行するような彼女の生き方は、誰もが真似できるものではないでしょう。
そこに彼女の強い信念と強い意志と情熱を感じましたし、老いても尚自分の信じるままの生活を徹していく彼女の強さを感じました。
ただ可愛いおばあちゃんだけではないのでしょうね。
彼女ほどの強い意志も情熱も持ち合わせていませんが、彼女の言葉が心に沁みました。
“ターシャー・テューダーの言葉より”
★楽しみは創り出せるものよ
★幸せとは、心の持ち方の事よ
★思うとおりに歩めばいいのよ
★今が一番いい時よ
★絵本を描くのは、球根や、お花を買うためよ
★何かを始めなければ、何も起こらない
★時間をかけてするということは、それだけ愛情を注ぐこと
★庭仕事は体が疲れても心が満たされる
★楽しいことはそれを待つ喜びも嬉しいのよ、春は必ずやってくるのだから
★人生は短いのよ、好きな事をしなくちゃ
★今が人生で一番幸せよ