大型スーパー店に併設された映画館で上映されていた映画,「マリーアントワネ
ット」を見てきました。
14歳でオーストリアのハプスブグル家から、母マリアテレジアの取り決めた政略結
婚のため、フランス王室に嫁いだ一人の女性の波乱に満ちた半生が、豪華にそ
して華やかに描かれていて、どのシーンも上流階級の人々の優雅な日常が垣間
見られ、衣裳や家具調度にいたるまで見飽きる事はありませんでした。
またこの映画は、歴史上で描かれているマリーアントワネットとは違う視点から描
かれ、一女性マリーのかくもありなんと思わせられる映画になっていたように感じ
ました。
見方によっては、歴史と王宮に群がる多くの人々に翻弄された半生だったのではないかと、、、、
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ソースはドングリさんよりお借りしました。
映画はオーストリアのハプスブルグの皇女マリーが結婚の為数頭だての馬車で
フランスに向かうシーンから始まります。胸には可愛がっていた小犬を抱いた,ま
だあどけない14歳の少女です。
国境近くで着ている全てをフランス式に着替えさせられるシーンは胸が詰まりま
した。
結婚相手のルイ16世は一つ違いの15歳。幼すぎる二人がマリーの母マリアテレ
ジアの一番の心配ごとだったようで、実際かなりの数の手紙を娘マリーに送り、こ
との安否を気遣っていたようです。
満たされない思いを、派手な衣裳や豪華なパーティを開く事で、紛らせていたマ
リーも、結婚10年目にして待望の子供を授かり、幸せな日々が過ぎていきます。
ただ住んでいるベルサイユ宮殿以外の所で繰り広げられている、一般民衆のこと
など知るよしもなかったことが悲劇のはじまりとなっていきます。
画像は,マウスオン・クリックです。
映画は実際にベルサイユ宮殿で撮影されたことも驚きですが、監督は女性で、し
かもあの映画「ゴッドファーザー」で有名なフランシス・F・コッポラ監督の愛娘の
ソフィア・コッポラだったということも驚きです。
驚きついでに製作費の4千万ドル(約40億円)のうち、かなりの費用が豪華な衣
裳代に費やされ、またベルサイユ宮殿内での撮影費用も、かなりのものだったよう
です。
十数年前フランスの旅で実際にこのベルサイユ宮殿に行ったことがありますが、
宮殿の庭の広大さと宮殿内の超豪華さには圧倒されました。
確かにあの宮殿の中にいると、世間から隔離され、民衆の事など思いやる事も出
来なかったのでしょうね。
この映画での華やかな衣裳や豪華な食事シーンなど、女性には外せない映画
のようです。
フランスの有名なスイーツのマカロンもたくさんありましたよ。
一見ミスマッチにようにも感じられたポップな音楽も、現代的にアレンジされてか
えってその場の雰囲気を引き立てているようにも感じました。
ちなみに主演女優は、米女優キルスティン・ダンスト。
私は知らない女優さんでしたが、飾らない演技が素敵な女優さんでした。
(画像は全てネットからお借りしました。)