風のたより

つれづれに

   “横浜山手西洋館めぐり”   その1

2007-10-03 | 横浜&東京散策


若かりし頃勤めていた会社の懇親会が、横浜桜木町のホテルであり、一昨年の
5月以来久しぶりに横浜に行ってきました。

前回は数十年ぶりで訪ねた横浜の変りように、ただただビックリの連続でしたが、
今回はちょっと免疫が出来たせいか“みなとみらい”以外の山手を歩き“山手西洋
館めぐり”を楽しんできました。

丁度出かけた日は朝から珍しく小雨、その上季節ががらっと変ったような肌寒い日
となりました。
暑さを想定して持参した晴雨兼用の傘が早速雨傘になりましたが、小雨に煙る
横浜山手の風景もなかなか風情があっていいものでした。

新横浜で新幹線を下り、JR横浜線に乗り換えて石川町まで行き、駅を出て大丸谷
坂を登って行く辺りから山手西洋館めぐりが始まります。

ソースはnon_nonさんよりお借りしました。

<ブラフ18番館';yamate.filters['DXImageTransform.Microsoft.Slide'].play();">
<ブラフ邸内の壁泉';yamate.filters['DXImageTransform.Microsoft.Slide'].play();">
<外交官の家';yamate.filters['DXImageTransform.Microsoft.Slide'].play();">
<カトリック山手教会';yamate.filters['DXImageTransform.Microsoft.Slide'].play();">
<ベーリック・ホール';yamate.filters['DXImageTransform.Microsoft.Slide'].play();">
<エリスマン邸';yamate.filters['DXImageTransform.Microsoft.Slide'].play();">
<エリスマン邸内喫茶店';yamate.filters['DXImageTransform.Microsoft.Slide'].play();">
<
ブラフ18番館
<山手234番館';yamate.filters['DXImageTransform.Microsoft.Slide'].play();">
<外人墓地';yamate.filters['DXImageTransform.Microsoft.Slide'].play();">
<山手十番館';yamate.filters['DXImageTransform.Microsoft.Slide'].play();">
<横浜イギリス館';yamate.filters['DXImageTransform.Microsoft.Slide'].play();">
<山手資料館';yamate.filters['DXImageTransform.Microsoft.Slide'].play();">
<山手111番館';yamate.filters['DXImageTransform.Microsoft.Slide'].play();">
<ローズガーデン内の階段式泉水';yamate.filters['DXImageTransform.Microsoft.Slide'].play();">


先ずはイタリア山庭園から。
昔イタリア領事館が建っていた場所からそう呼ばれているようです。
イタリア山庭園には、ブラフ18番館と外交官の家が建っています。

ブラフ18番館は、大正末期に建てられた外国人の住居ですが、階段で繋がって
いる外交官の家は、明治政府の外交官だった内田定槌の邸宅としてJ.M.ガーディ
ナーの設計で建てられた物。

最初に訪れたブラフ18番館では,奥でピアノの音が、、、、、
そして思いがけずピアノの生演奏を聞く事ができ感激でした。
ピアノを弾いている女性に曲名を伺うと、「パッヘルベルのカノン」と言う事でした。
パッヘルベルのカノン

まだ誰もいない西洋館の大広間で聞いた妙なるバロック音楽のこの曲に、先ずは
歓迎の洗礼を受けた思いでした。

高台に聳えて建つ外交官の家の前庭も素敵です。

   “横浜山手西洋館めぐり”   その2

2007-10-03 | 横浜&東京散策


山手本通りを歩いていると、木々に囲まれた素敵なお店が目に付きました。
この“えの木てい”は、昭和2年に建てられた西洋館。
女性なら誰でもちょっと入ってみたくなるような素敵なカフェですね。
ここからちょっと戻って次ぎはベーリック・ホール。
スパニッシュスタイルの外観が特徴です。
昭和5年に貿易商ベーリック氏の居宅として設計者J.H.モーガンによって建設され
ました。
どの部屋も広々としていてガラス越しに見える前庭やサンルームから、当時の外国
人の優雅な日常が垣間見えました。

そのお隣の白い瀟洒な建物がエリスマン邸です。
一階にはサンルームだった所がティーサロンになっています。
ティールームの大きなガラス窓から木々に囲まれた山手の風景が雨の中に霞んで
います。
私もここでひと休みし、“エリスマンブレンドコーヒー”を頂きました。



こんな可愛い小さいカフェもありました。
ひと休みした後は山手234番館へ。
この洋館は昭和2年頃に建てられた外国人向けのアパートメントだそうです。
外人墓地へ行く途中に、まるでドールハウスのような可愛い建物が見えてきました。
これはどうも山手資料館のようです。
関東大震災にも耐えて立ち続けている数少ない建物のひとつだそうです。
そこから外人墓地はもうすぐ。

小雨に煙る外人墓地はひっそりと静かで、資料館の窓から雨にぬれるいろいろの
形の墓標が眺められました。異国で亡くなった外国人がたくさんいるんですね。
外人墓地のまん前には有名な山手十番館が建っています。

この山手十番館は、明治100年祭を記念して建てられたカフェ&レストラン。
モスグリーンのなんともお洒落な洋館風の建物が印象的です。
雨は午後になってもやまず高台のせいか海からの風も出てきました。
次の横浜イギリス館に急ぎました。



この横浜イギリス館でも思わぬ嬉しいプレゼントが、、、
丁度着いたのが午後1時過ぎ、玄関先の“シャンソンコンサート”へのお誘いが
目に入りました。
そして運よく1時半からのコンサートを聞かせていただく事になったのです。
イギリス館の広間でシャンソンを聞かせていただけるとは、何という幸運でしょう。
シャンソンは語り歌、じっと聴いていると物語の筋が浮かんでくるようです。
パリカナイユ、リヨン駅、ラ・ボエーム、、、
ソロありデュエットあり、深みと艶と味のある歌声にしばしうっとり、、、
コンサートは一部と二部に分かれていましたが、時間の関係で残念ですが休憩中
に失礼して次へ。

山手西洋館めぐりの最後は、山手111番館でした。
イギリス館と隣接している庭ははローズガーデンになっていました。
バラはありませんでしたが、ロックガーデンのようでもあり、階段式の泉水のある
風景はまさに異国情緒がたっぷり。
ここはやっぱり横浜山手でした。

★★今回巡った西洋館は全て一般公開されていて、入館料は全て無料でした。