風のたより

つれづれに

     よみがえった旅の思い出

2010-12-17 | Weblog




        いよいよ今年も残り半月足らずに押し迫ってきました。
        こんな日に届いた8ミリビデオ5本とDVD5本。
        つい数日前頼んでいたDVD作成を専門とする会社から届いた物です。

        いろいろ片づけているうちにかなり以前に撮った8ミリビデオが出てきたした。
        VHSのビデオからDVDへの作成は、ソフトを使い自分でコピーしたことがありますが、
        8ミリビデオじたいも古く使い方もとうに忘れています。

        、、、となると、今やどうしていいかわからずハタと困りました。

        でも出てきた5本の8ミリビデオのタイトルを見ると、かつて主人と行った海外旅行の
        時に撮った物とか、娘と行った旅行中に私が撮ったビデオが入っていたのです。

        このままではいずれ紛失してしまうかもしれないし、第一このままではなんともなりません。
        いろいろ検討した結果、自分ではどうすることもできないと分かり専門の会社にお願い
        することにし、それが出来上がって戻ってきたのでした。







        早速一枚目のDVDをPCに挿入すると自動的にMedia Playerが立ち上がり再生が始まりました。
        このビデオは一番気になっていたビデオです。、

        これは今から12年前の1998年1月、10日間かけて主人と巡った「トルコの旅」の
        ビデオでした。
        たしか会社から勤続年数に応じて休みがもらえ、はじめはエジプト旅行を計画していたの
        ですが、、

        丁度行く数週間前にハプシェプスト葬祭殿での乱射事件が起こり急きょトルコの旅に
        切り替えたのです。
        東洋と西洋を結ぶ十字路と言われたトルコ、イスタンブールは不思議な雰囲気のある街でした。
        ギリシャに近いせいかこの「ベルガモンの遺跡」はギリシャ建築にとても似ていました。







        トルコの旅の途中、移動中のバスが出合った数百頭の羊の群れにはバスも立ち往生!!
        さすがここはトルコなんだなと、トルコらしい光景に感激したのを思い出しました。

        バスがシルクロードの一部を走った時、ガイドさんが用意してかけてくれたキタロウの
        シルクロードの音楽も画面から流れています。






        そしてトルコの旅ではこんなこともありました。
        ちょっと画面が不鮮明なのですが、トルコのベリーダンスを若くて綺麗なダンサーから
        手ほどきを受けている各国の観光客の男性群です。

        この中にはダンサーからのご指名で主人もぴっぱり出され踊らされたのです。
        最初はみなぎこちなく踊ってましたが、最後はみなさん大盛り上がりで笑いの渦でした。
        笑い声とともに楽しかった旅の思い出が蘇ってきました。







        これは1996年3月下旬、次女と行ったイタリアの旅の中のベニスでゴンドラに乗った
        時のビデオです。
        3月の下旬とはいえ北イタリアのベニスはまだまだ寒かったのですが、船から見上げるベニス
        の街の光景にうっとりでした。

        乗ったゴンドラの漕ぎ手のゴンドリエの素晴らしい歌声もちゃんと入っていました。
        この旅では写真とビデオの両方を撮り、「それじゃ、ちゃんと風景見ていないんじゃない?」と
        娘に苦笑されましたが、、、







        娘との旅でもう一つ私が撮ったのが、イタリアの旅の前年1995年12月半ば過ぎに行った
        「香港4日間の旅」でした。

        香港といえばタイガーバームガーデンですが、ここがその有名なお庭ですね。
        豪華な屋根の上には立派な陶器のタイガーが鎮座ましましていました。







        12月中旬、香港は早クリスマスムードいっぱいで、普段でも綺麗な香港のネオン街は
        一段と華やかでした。
        ここがシーサイドプロムナードの有名な香港の夜景なのですが、、、、

        今の進化したビデオに比べ撮り方もさることながら画質がいま一で残念ですね。
        今のビデオだったらもっともっと綺麗に撮れるっでしょうね。
        なにせ15年前のビデオですから仕方ありません。







        最後の一本はこれも今から15年前の1995年8月に主人と行ったロンドン、ローマ、
        パリ三か国周遊の中のパリのセーヌ川の「バトームシュ」という夜の観光船に乗った時
        主人が撮ったビデオです。
        8月のヨーロッパは夜8時を過ぎてもまだ明るく10時過ぎにやっと暗くなってきました。







        セーヌ川の船の上から眺めるエフェル塔は、夜の闇に燦然と輝きまばゆいばかりでした。
        “鉄のレース”と言われるほどエフェル塔は繊細な鉄の芸術でした。

        セーヌ河の夜の川風に吹かれ、あの時この夜の闇に浮かぶエフェル塔の姿を、心の底から
        「綺麗だなー!」と言っていた主人の声もちゃんと入っていました。


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        今回出てきたビデオはどれも今から15年ほど経ったものばかりで、その間数回見ただけで
        終い忘れ、もうすっかり内容は忘れかけていたものばかりでした。

        今回改めて新しくDVDとして生まれ変わったビデオを見て、なつかしい思い出が蘇って
        きました。

        ビデオは撮るときは面倒なこともありますが、アルバムとは違った臨場感があり、より
        リアルなその場の雰囲気が伝わり、あの時のあの瞬間まで鮮明に蘇ってきました。

        これでまた貴重な思い出が一つ増えました。