風のたより

つれづれに

       ツマグロヒョウモンとミソハギの花

2011-08-24 | 野鳥



               久しぶりに近くの自然遺産の森へ。
               広い緑の芝生の外れには、移築された茅葺の家が見えます。
               この風景を見ると、日本の原風景を見るようで、なんだかほっとします。

               今日は茅葺屋根の上から白い煙が、、、、??





               そっと戸を開けてみると、土間には煙の匂いがして、でも明りがついています。
               後で係の方に伺ったら、定期的にこうして煙を焚き茅葺の家を守っているのだとか。






               奥の間に掛った「自然優遊」の掛け軸。
               この場所の雰囲気にはぴったりです。
               私もこの自然遺産の森を一回りして「自然優遊」の散策へ、、、





               小道を歩いて行くと白とピンクの可愛いクサギの花が、、、
               垂れ下がる様に伸びているのは雄しべだとか。
               よく見ると変った花ですね。






               さらに小道を登ると、もう秋の花の女郎花がいっぱい咲いています。





               ススキや吾亦紅の秋の花も出揃って、、、、
               なんだかここは、すっかり秋の風情ですね。





               枝には蝉の抜け殻が、、、、





               一回りした帰りがけに、ミソハギに群がる数匹のツマグロヒョウモンに遭遇!!
               一度にこんなにたくさんのツマグロヒョウモンに出会ったのは初めてです。






               嬉しくなって思わずパチパチと、、、、














               今回偶然に出会ったツマグロヒョウモンの♂と♀が止まっているのは、ミソハギの花
               のようです。

               ピンクの可愛いこのミソハギの花は、ちょうど旧暦のお盆の頃に咲き仏前に供えられるので
               ボンバナ(盆花)やショウリョウバナ(精霊花)とも言われているのだとか。

               その名前の由来は、旧暦のお盆のときに、ミソハギの枝を水に浸して仏前の供物に禊ぎ
               (みそぎ)をしたことからと言われているようです。





               ミソハギの花の蜜でも吸っているのでしょうか?
               花から花へと飛び移りながら、この花から離れようとしません。

               花の周りを乱舞するツマグロヒョウモンの♂と♀の姿を思わずたくさん撮って
               しまったのでスライドにしてみました。