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8月に入り孫娘Rちゃんも幼稚園が夏休みに入り、娘と三人でニンフェンブルグ城に出かけることになりました。
この日は連日の暑さも一休みの感じで朝からちょっと曇り空です。
ニンフェンブルグ城はミュンヘンの西側にあるヴィッテルバッハ家の夏の離宮です。
広大な公園の敷地内には、宮殿のほかにもいくつかの館が連なっています。
宮殿前庭の池には白鳥が優雅に泳いでいます。
絵になりますね!!
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宮殿前庭に咲く花々、、、、、
広い緑の芝生が目に鮮やかです。
ニンフェンブルグ城は「妖精の館」とも言われているようですが、その名にピッタリです。
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宮殿の入り口までやってきました。
多くの観光客の姿が、、、
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エントランスホールを抜けてすぐに現れるのが祝宴の間といわれる大広間です。
ここでも天井に描かれたフレスコ画の素晴らしさに目を奪われます。
天井画を見るために床に寝そべっている観光客もいてちょっとびっくり!!!
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このニンフェンブルグは,夏の離宮ということで前回見たレジデンツより解放された感じで
また違った素晴らしさがありました。
ミュンヘンに来て何度こうした感動を味わったかわかりません。
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宮殿の窓から見えるずっと見渡せる広大な裏庭。
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ここはルードビッヒⅠが愛した36人の美女を描いた美人画ギャラリー。
いづれも甲乙つけがたい美女がづらっと並んでいます。
この中には王の座を揺るがすほどの話題の美女がいたようでしたが確認できませんでした。
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この部屋はかの有名なノイシュバンシュタイン城を造ったルードビッヒⅡの誕生の部屋だそうです。
まさに王子様の誕生だったのでしょうね。
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ここからも広大なお庭が、、、、
フランスのベルサイユ宮殿にもよく似ています。
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お庭の方に出てみました。
この後ろ側に広がるのは、、、
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遠くに白鳥やアヒルなどの水鳥が優雅に浮かぶ広大な池が広がっています。
こんな光景を見ているだけでも心が洗われる気がします。
あまりに広いお庭でRちゃんもすっかり歩き疲れ、宮殿内のレストランでランチをとることに。
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ガラス張りの明るいレストランで、いつもよりちょっと優雅に、、、、、
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四段重ねのプレートに並んだのは、何種類かのチーズと生ハムやサーモンのマリネやテリーヌなどなど。
ちょっとRちゃんのお口には合わなかったようでした。
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ランチで一休みした後は、まだ見ていなかった馬車博物館へ、、、、
この博物館に並んだ絢爛豪華な夢のような数十台の馬車。
次々に現れる馬車に圧倒されます。
Rちゃんにとっては絵本で読んだシンデレラの夢のお馬車だったことでしょう。
ちなみにこれはルードビッヒⅡの乗った馬車だったようで馬車の前にプレートがありました。
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そしてこれが、同じくルードビッヒⅡが乗っていたソリ。
ソリにしてもただのソリではありませんね。
ソリも何十台も並んでいました。
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最後に回ったのは、狩猟の館として建てられたマリエンブルグ。
森を抜けてやっと見えてきたサーモンピンクの優雅な館です。
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館に入ってまたびっくり!!
これが狩猟のために建てられた小屋、休憩所??
それにしては宮殿さながらの内装です。
それもそのはず、、、
この館はバイエルンの国立歌劇場を手掛けたクヴィリエの建築の中でも最高傑作といわれるものだったようです。
孫娘Rちゃんと出産をまじかに控えた娘と一緒にこの宮殿に来られたことはとっても幸せなことでした。