マラケシュの泊ったホテルの部屋から~~~
深夜までなにかざわざわと人の声がしていたのは、、、、どうやらホテルの下が
バスターミナルだったからでした。
翌日は昨夜見たジャマエル・フナ広場を抜けて市内見物に。
まずは貯水池のあるメナラ庭園に。
豊かな水をたたえた庭園で、周りにオリーブの木々が茂っていました。
次に行ったのはクトゥビアの塔。
高さは約77メートルのミナレットで、ムーア様式建築の傑作とか。
塔の上の方向指示機のようなものは、メッカの方向を指しているのだそうです。
この後しばらくはマラケシュのスークのような路地歩きが続きます。
狭い裏通りの道を~~~
路地裏の両脇に並ぶ土産物屋が続きます。
ちょっと立ち寄ってみたい気がしますが、ツアーではそんな自由時間はとれません。
現地ガイドさんの旗を見失わないように、両側の品々を横目で見ながらさっさと移動です。(笑)
この辺りで迷いこんだら大変。
無数の横道、細道、ガードなどなど~~~
やっとスークを抜けて大通りに出てきました。
サーモンピンクの壁に掛っているのは、売り物の織物のようです。
マラケシュ市内観光の最後は、バビア宮殿へ。
ここでもサーモンピンクの門をくぐって宮殿に入ると、園内は広くミカンの木や花筏の木などがいっぱい。
”モロッコのアルハンブラ宮殿”と言われるだけあって精密な彫刻と幾何学模様が壁一面にびっしり。
天井にはアトラスシーダの彫刻が、、、、
アトラスシーダはヒマラヤスギ科に属する、アトラス山地を原産地とする杉だそうです。
この後市内観光を終えたバスは、一路ワルサザートに向けて約5時間の移動となりました。
数時間後、車窓の風景は一変!!!
赤土の山肌が見えはじめました。
緑の木々はオリーブの木でしょうか???
更に進むと山あいの村が現れました。
庭先には犬と人の姿が、、、、
けっこう標高が高いせいか、バスを降りると肌寒いほど。
レンガ造りの家から観光バスのざわめきに出口から顔を出した二人の女性!!
でも一人はあわてて顔を隠してしまいました。
うちわサボテンの向こうに見える民家は、どれも土壁やレンガで出来ているようです。
更にバスは山あいを登りアルガンオイルの工場へ。
アルガンオイルとは、モロッコにだけ生育するアルガンの樹の実から採油された希少なオイルで
美容と健康に良いと言われているオーガニックの商品のようです。
こんな所にも人がいるのかと思う程の山あいにも、日本語のできるお店の女性がいてびっくり!!
アルガンオイルは全て手作りでこの地に住むベルベル人が伝統的な製法で作っているのだとか。
バスの中から見たオリーブのような木は、このアルガンオイルの木だったのかもしれません。
更にバスは山頂を目ざし登って行きます。
夕べ降った雪がうっすらと残っています。
途中、黒と白のたくさんの羊の放牧の群れに出会いました。
どうやらここが標高2260メートルのテシュカ峠の頂上のようです。
初めて見るモロッコで見る雪景色です。
バスはここからふもとの街に向かい下りていきます。
待っていたこの日の昼食は、モロッコで有名なタジン鍋でした。
この他出された卵料理やサラダも美味しく、以外にも日本人の口に合うものばかりでした。