午後は台中から台北に戻り忠烈祠の衛兵交代を見ることになりました。
ここ忠烈祠は、国のために活躍した33万人の英霊が祀られている追悼施設で
かつて日本の護国神社があった場所ですが、戦後は「忠烈祠」と改められました。
忠烈祠の衛兵交代は陸、空、海軍から選抜された兵士が大門と大殿を各2人で守護し
1時間毎に交代するイベントです。
陸、空、海軍から選抜された兵士の条件は、高卒以上で犯罪歴がなく、身長175㎝~195㎝、
体重65kg±1kgとか。
スマートですね。
微動だにせず、瞬き一つしない様子に観光客は不思議に眺めます。
兵士は40分間このままで、、、、一般人には決してできない行動ですね。
このイケメン兵士たちの衛兵交代は台湾観光の見逃がせない観光となっています。
衛兵交代は午前9時から始まり、この日も広場にはびっしりの観光客が取り囲んでいました。
衛兵交代は、大門から兵士が大殿に向かって行進します。
兵士の歩む石畳には数本の跡が自然にできたのだそうです。
引かれた線ではなく、毎日毎日一時間ごとに行われる式のために自然にできたものとか。
整列した兵士が足並みをそろえ歩む姿は清々しささえ感じます。
靴底の金具がガッガと響きます。
持っている銃は重さ6キロもあるとか。
大門から歩き出した兵士が大殿までたどり着き、ここで大殿にいた兵士との
交代が行われます。
交代を済んだ五人の兵士が、今度は大殿から大門に向かい歩みます。
この間観光客は自由にカメラに収めることが許されていて、みな兵士の周りに
着かづ離れずしながらカメラに納めます。
広場の真ん中で大門の兵士も歩み寄りここで合流し、交代式もいよいよ終盤となります。
ピーンとした張り詰めた雰囲気の中で、きびきびと行われた衛兵交代は、台湾旅行中
やっぱり一見の価値ありでした。