
台湾旅行4日目の最終日は、台北にある国立故宮博物院の見学でした。
故宮博物院は、世界四大美術館の一つとされ、中国の歴代王朝の収蔵品を中心に歴史が育んだ
銘品や珍品が数多く展示されています。
本館の正面に立つ石造りのアーチ型門。

本館前には朝から多くの観光客が訪れ、ひっきりなしに記念撮影が行われていました。

この故宮博物院には69万点もの秘法が収蔵されており、その中の約2万点が常時展示されています。
中でも特に世界に誇る秘法の代表格は、この「翠玉白菜」
天然翡翠から仕上げられた白菜の彫り物で、故宮博物院のシンボルだそうです。

これも翡翠の置物でしょう。
翡翠の深い色合いの見事な置物です。

これは幻の技が生んだ見事な象牙細工です。
21層になった球体のすべてに透かし彫りがなされていて、一体どんな風に彫られたものか
しばし立ち尽くして考えてしまいます。(笑)

上品な色合いの白磁や、、、

、、、青磁の器。

真ん中の器は不思議な形です。
どんなふうに使ったものか、説明文をしっかり読んでこず不明です。

こちらは器の中に500文字もの銘文が刻まれた「毛公鼎」と言われる青銅の器。

今では採ることもままならない赤珊瑚の飾り物。

こちらは翡翠を使った48枚の翡翠の屛風。
特に驚きは、裏表両面とも同じ彫になっていることです。
一時昭和天皇に献上されたものでしたが、終戦後返却されたものだそうです。
まだまだいっぱい素晴らしい名品、珍品が勢ぞろいでしたが、今回紹介できたのは
ほんの一部でした。

広大な国立故宮博物院の敷地内には中国式の庭園が広がり、木々の緑も鮮やかでしたが
この後旅行中初めての小雨になりました。
長い間台湾の旅、お付き合いいただきありがとうございました。
台湾を旅するご予定のある方に少しでもお役に立てたら幸です。